第13話
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ています!、映像通信です。受け入れますか?!」
「ファーストコンタクト……」
ヤマトは、現在遭遇しているこの宇宙人の姿を知らない。
つまりこれは事実上、初めての接触だ。
「応じよう。…スクリーンに回せ」
緊張が走る中、未確認艦隊の旗艦からの映像通信が入った。
固唾を飲み、皆の視線がスクリーンに注目する中、スクリーンにノイズが走り映し出される。その宇宙人の姿を見て、またしても艦橋クルーは決して軽くなく、そしてかつて以上の無い衝撃を覚えた。
何故ならば映像に映し出されている人物はこの場に居る人物、オリビアと瓜二つであったからだ。違う点を挙げるならば第二次世界大戦時の旧日本軍のような白い軍服を着ていて、肩から赤いマントが着いていることだろう。
階級章の派手さや飾緒、肩章の色から恐らくこの場にいる彼女も共に高級士官であることは容易に察せられた。
『…私はこの艦隊を率いる者、名はオリビア。階級は上級大将。…指揮官と話したい」
「本艦の副長、真田です。…要件を聞いてもよろしいですか?」
『ストレート!?』っと恐らく、いや恐らくでは無く真田を除くヤマト艦橋クルー達は思っていることだろう。
『話は、簡単だ。今そこに同志を…それでは分からないか(小声)。私は、そこに居るもう一人の私を迎えに呼び、連れ帰るよう命令を授かっている。それともう一つ、既に聞いているかもしれないが地球と同盟を結びたい…もし断れば」
「副長ッ、未確認…いやミドガルド前衛艦隊と思しき艦隊の内100隻近づく!。速度7sノット!!」
『手段は厭わない。…分かってくれるな?。…なんか大変な事に(小声の小声)』
西条は緊張とかつ少しの怯えが入った声音でそう報告した。無理も無いだろう。威嚇かもしれないとはいえ、その艦隊行動はもしかすると攻撃されるかもしれない。それにより緊張の頂点に達しようとしており、西条を含めたヤマト艦橋クルーがそう思うのも仕方が無いとも言えた。
「お待ち下さい」
少し重く響く声が艦橋に伝わった。
艦橋に現れたのは沖田艦長だ。艦長帽から鋭い目が覗き、どんな状況でも冷静に物事を見る慧眼が光っていた。
ヤマトに接近中であったミドガルド艦艇100隻は待機命令を下されたのか、速度が急速に落ち、やがてはその場に停止した。
「…承服しましょう、ただし、同盟に関しては私一存で決めることは出来ません。持ち帰っての話とはなりますが我々は現在、航海の途中なのです。事を構える意思は有りません。…そこは御理解下さいませんか?」
『・・・』
映像越しに映る”オリビア”からは、直ぐに返答が無かった。その間が、非情に重く感じた。
無言の圧力を加える映像
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