第10話
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は階級が一等宙尉であり船務長兼主任レーダー手を務めている者である。切っ掛けはビーメラ4での出来事(反乱)であるがそれだけでは無い。
『ユリーシャ・イスカンダル』を乗せた車が事故またはテロ事件に巻き込まれた影響から直近の1年以前の記憶を失ってしまっていることも関係があるのでは?とより強く思っているのだ。南部は森はイスカンダル人ではない、絶対違うと強く反論した。
「そういえば…」「ん?どうしたんです、太田さん?」
「いや森さんがイスカンダル人かどうかは別にしてさ、…噂の宇宙人見た?」
「”彼女”、か」
その言葉を発したと同時にエレベーターの扉が開かれ、一人の人物が艦橋に入る。
『……』
艦橋内は一瞬にして静まり返った。入室した人物を見つめる(バレないように)。その人物は女性で、いや少女であった。腰元まで届く長い純白髪に黄土色を持つ瞳、通った鼻筋に桜色の形の良い唇をし綺麗な肌をする少女。服装はエヴァンゲリオンのプラグスーツに似ているようであった。その上から黒いコートを羽織っている。
それだけならコスプレかと思うが”いかにも”の雰囲気が決定づけた。そしてこの”宇宙人”について脳裏を過る。古代達がビーメラより帰還した際に一緒に居た今此処に居る”彼女”についてであった。
イスカンダルやガミラスとは異なる全くの第三勢力。自分達と同じ肌と知能を持っている存在であるがそれでも地球人ではないことから、ガミラスに向けられる敵視、憎しみの視線や感情といったもの程では無いものの、未知の存在であることから大多数の者達が複雑な気持ちを抱かせていた。
そんな注目の的である少女は艦橋から見えるゲートを見ていた。一体何を思い見ていたのか、それは分からない。
そんなこんやで時は経ち、システム衛星に入った真田、古代、森の活躍によりこうして亜空間ゲートのシステムコントロール権を掌握し起動した亜空間ゲートは死んだように眠っていたその巨大なリングは息を吹き返し、そんなこんやで亜空間ゲートを使って大マゼラン銀河に入ったのであった。
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