第10話
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であり使用すると数万光年という通常のワープよりもはるかに長距離を跳躍できる代物である。ゲートを使用するためには、跳躍する物体にゲートコントロールシステムを搭載し、システム衛星とリンクする必要がある。
「ゲートをコントロールするシステム衛星がこの近傍に存在します。これを攻略できるかどうかが鍵となります」
島からの遅れを解決する方法があると示し、真田が代わり作戦室に集う者達に発言した。
一言で片付けると攻略出来るとスイスイ進める高速道路の中の高速道路であろうか?……表現、合ってるかな。
「この波動コア、便宜上『ビーメラコア』と呼称しますが、ビーメラコアにはゲートを造った種族の他にゲートを使用していた管理者とも呼ぶべき種族の存在も記されていました」
「管理者?」
この疑問に沖田は口を開き、真田に問うたが真田は思わせぶりな笑みを覗かせながら目線で沖田達に問うた。口には出していなかったがまるで「さぁ、一体どんな存在でしょうか?」とクイズを出しているようであった。
「勿体ぶらないで教えてくださいっ」
「ガミラスだよ」
ガミラスの名で出た瞬間、部屋の空気は一気に緊張とした空気となった。当然だろう。ガミラスは青かった地球を遊星爆弾によって変わってしまった。海は枯れ、遊星爆弾が降った都市は抉るように破壊された。環境も汚染と共に謎の植物によって荒れてしまい人類は地上から地下へと逃げることを余儀なくされた。
イスカンダルへと向かい母なる地球を取り戻す。誰もがそう思いヤマトに乗った。クーデターを起こした者達でさえっだ。
それぞれがそんな想いに浸かるが沖田は艦長として今やるべきことを優先とし「ゴホンっ」と口から出したことで終わりを迎え、部屋中にある緊張とした空気を緩和し、この場に集う艦長含む者達はやるべきことであるに集中する為、作戦内容を確認した。
こうして、亜空間ゲートのシステム衛星のコントロール権を掌握する為の作戦が実行に移されようとしていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
〜〜ヤマト艦橋にて〜〜
「アレが亜空間ゲートか」
「死んでいるように見えるけど…」
「本当にあんななんで何万光年もワープ出来るんですか?」
亜空間ゲートから少し離れた所に到着したヤマトはその全貌を目の当たりにしていた。
「それにしても古代さんは護衛だとしても、副長はなんで森さんまで連れてったのかな?」
「森さんがイスカンダル人だから「違うッ、彼女はそんなんじゃない!」…」「ちょっと耳がキーンとした」「ご、ごめん」
ビーメラ4の反乱後、一部の者達、いや以上の者達は”船務長”『森雪』がイスカンダル人であるのでは無いか?っと疑いを持ち始めていたのだ。森雪
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