第6話
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ミドガルド軍の300m級の軍艦数隻は出迎えをしていたからだ。
「ミドガルド軍より通信が来ております」
「受け入れる。…回線を開け」
ノイズが走る、数秒後、ミドガルド少女将校の姿が正面モニターに映し出された。ミドガルドの階級についてはうろ覚えではあるが、え〜と確か中佐だったか?
改めて思うがその年で佐官とは…若いな。…だ、だが私はまだ負けてないぞ!…誰に言っているんだろうか。
『クリスタ准将、ハイパーレンゲート通行を許可する。…既に聞いていると思うがこの先が大マゼラン銀河である。続けて先導に従いゲートへ入れ』
このゲートはミドガルドが造ったのかそれとも我々のように後から利用しているのか…、もし前者であれば末恐ろしいが後者であることは間違いないだろうが私は何故か後者であることを断じることが出来ない。不思議と前者であるミドガルドが造った可能性を頭に過ってしまう。
「りょ、了解した。その前に質問が有るのだか…」
『質問?それは今ゲートから出た艦艇のことか?』
「そ、そうだアレは一体…」
『…私には貴女が言うアレに関しては言えるは無いと言っておこう。ただ、少なくとも君達の脅威になることは無い。…他には?』
言えることは無い、か。成程、どこの国軍でも情報統制はされているのか。
「…質問に答えて頂き感謝する」
『そうか、…ガミラス本土への無事の帰還を祈る』
通信が終える。
フフっ、我々の心配をしてくれるのか。嘘だとしても本心で無いにしても嬉しい限りだな。
「さぁ、諸君。我が家に帰ろう」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そういえば何か大事な事を忘れているような……、そうだ!イスカンダルの御方であるニーシャ様がこの船に乗られているんだった!!。ニーシャ様を忘れてしまうなんて私はなんてことをッ!。ミドガルドよっ。なんで気軽に「連れてって♪」と言えるのだ!、不敬だぞ!!私よりも!?。
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