第6話
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搭載されたゲートコントローラーは一切の機能障害を起こすことなく行き先を示し続けているのは素晴らしい。
『ゲート接近、衝撃に備えて下さい』
むっ、艦に衝撃が襲っているな。まぁ問題無く安定しているが飛行機であれば危ういだろう。
しばらくすると通常空間に見えてきた。少しして、ゲートから白煙と共に私を乗せた艦と護衛艦達が出た。視界いっぱいに映るのは、星々の海の輝きであった。背後にはゲートが。…とても綺麗だ。
「イエェェェーイ!」「作戦ハ成功ダー!?」「星ガ綺麗ダー!」「ラジャラジャー!」
あぁ、素晴らしき人生かな。このような体験はそうそう無いものである。同志に感謝である。さて、帰って成功したことを報告をしなければな。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
〈クリスタ・ファイストSIDE〉
「問題認められず。システム正常に稼働中」「ーーーー、ーーーー?、准将閣下っ」
はっ、まるで夢から覚めたような感覚だ。…表現が難しい。
「あ、あぁ大丈夫だ。ハイドリッヒ」
「しっかりなさってください。間もなく我が家に帰れるのですから」
心配する声掛けをして何処か呆れた声をするハイドリッヒ。
「無論だ、…ハイドリッヒ」「はい…」
「あれは…ゲシュタムの門、か?」
「いえ、違うでしょう…が、形状と見た目、その他の点においても似ているように感じるのは私だけでは無いようです」
私達は捕虜となり二週間経った今日、開放された。過ごした日々は驚きの連続であったが今日もそうなりそうだ。…彼女等が言っていた「近道がある」という言葉、、先導されながら帰路に着く中コレを見つけた今、私達は驚いている。…前方にある彼女等が『ハイパーレンゲート』と呼んでいたものはゲシュタムの門に似ていたのだ!…。
「ッッ!?、前方のゲートより反応がっ」
管制官がそう言った直後、ゲートの何もない虚空を突き破り白煙と共に現れたのは、ガミラス軍最大級の一等航宙戦闘艦『ゼルグート級』と同等かソレ以上の大きさの艦艇が姿を現した。艦の形状は自分達と交戦した彼女等が持つ軍艦と違い流線型のようであった。
ソレが中心から現れたと思えばその艦を囲むように6隻が姿を現した。囲むように現れた艦は先程よりか小柄な船体を思わせるがそれでも旗艦と思われる艦艇と共通する部分が見られる。ゲルバデス級を優に超えゼルグート級と同じくらいの全長があるのが容易に分かった。
「ッッ!?…全艦戦闘っ……ん?」
私は戦闘配置の合図を送ろうとするが違和感があった。まず攻撃をしてこないこと、もう一つは我々を先導している彼女等『ミドガルド』は攻撃をしていないこと、ゲートを警備していると思われる
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