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同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
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第1話
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り返す。同時に睨み合う二人。

 「気のせいですかね?二人の目から電撃が飛び交うような幻視が見えるのは・・・」

 「いつものことじゃないオリアナ。気にしたら負けよ」

 「オレ知ってる、それって現実逃避ってやつだよな!」「あっ、ちょっとそれはッ」

 「・・・アイリス。逃げちゃだめなの?」

 「あ、え、え〜と、その、うん。逃げてもいいんじゃね、ねぇかな〜」

 「・・・アイリスさん」「・・・言わんこっちゃない」

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 白いシャツに白いスーツを身に纏う銀髪の少女が言った。名前はイザベラ。腰元まで届くストレートヘアにアメジストの瞳であり、温かい慈愛に満ちた笑みはまるで天使のようである。

 「ハハハっ・・・うん、マジですまん。だからその目は止めてくれよ、じゃなくて止めてください」

 表情と口元は笑っているが目は笑ってなく冷たく凍るような眼差しは鬼を彷彿させるかのようであるとアイリスにはそう見えた。

 「分かればよろしい」

 「ほっ(安堵の溜息)それはよかっ・・・」

 「次は許さない」

 「うっッ!」

 アイリスは鋼の心の持ち主だと自分自身がそう強く思っていたがそうではなかったようだ。と思いガラスハートに修正されたアイリスは心にダメージを受けた。慰めてもらおうとテレーゼとオリアナに目でお願いしたが彼女に送られる眼差しは同情と哀れみであった。

 アイリスの心は崩壊寸前間近であった。なお現在ダメージコントロール中。

 「ーーー殴ってやる!ステラ!?」

 「ーーー奇遇だね?ボクも殴ろうと思っていたところなんだよッ!」

 「まぁまぁ、落ち着いてください。争いは良くな・・・」

 「オリアナは黙ってろ!」「うるさいからどっか行ってよ!?」

 「・・・いんは理想論でしょうね!ぶっ飛ばしてさしあげますッ!!」

 現場は大変なことに。アイリスは虚ろな目となって口を大きく開けて放心状態でありテレーゼは彼女の口から魂が抜けようとしているのでは?と錯覚を覚えてしまう。イザベラはアイリスに無言の圧を掛けて。ユリア、ステラ、オリアナは拳による語り合いが始まろうとしている。

 テレーゼは色々と頑張った。でも駄目だった。今の自分にはただ祈ることしか出来ないのだ。

 ーその時であるー

 ーー同志諸君、待たせたな。

 「「「「「「ッ!!」」」」」」

 声が聞こえた。それも頭の中で。瞬間、今までの事が嘘だったようにスパッと椅子に座る。
 アイリスは再起動したようだ。良かった良かった。
 同時に誰もがその方向から聞こえたであろう方向に振り向く。

 入り口の扉が左右にスライドし開かれ、二人の少女が入室する。

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