第5話「特異二課へようこそ!」/「ふむ、強制勧誘か」「・・・まさか!あのことがバレたか!?」
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・・・
「まさか聖遺物以外で戦えるとは…その人はどうしている?」
「残念ながら、この世にはいない」
ッッ!?彼女は僅かではあるが視線を下に向けていた。もしや両親も?
俺は表情ではなんとか大丈夫だが内側では悲しみと怒りを抑えることは出来ないでいた。
「そうか…それはすまない」
本当にすまない。不躾な言葉を言ってしまい…。
「別に気にしていない。それでもう一つの理由というのは?」
「ああ、むしろこちらが本命だろうな」
俺は姿勢を正し、彼女へ話し掛ける。
「ヒルデ君。君に、これから我々とノイズを撃滅するのに協力してほしい!」
「…なるほど、勧誘か」
勝手なことだと分かっている。その力とシンフォギアという巨大すぎる力を行使するのは、訓練された自衛隊員でもなく、ただの少女達なのだ。それを理解していない俺では無かった。
「もちろん、君のその力については決して口外はしないと約束しよう!だから頼む!協力してくれ!」
俺は頭を下げた。誠意を見せる為に。
「あぁ、いいだろう」
「っ!良いのか!?」
ヒルデ君はそう言った後、手を俺に差し出した。
「二課の歓迎。快く受け入れる」
「ああ、こちらこそ、よろしく頼む。そして改めてようこそ、特異災害対策機動部二課へ」
手を差し出し握手をす交わす。
こうして、俺達はヒルデ君と協力することとなった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
〈ヒルデコピーSIDE〉第2.0話「ふむ、強制勧誘か」「まさか!あのことがバレたか!?」
皆の者、ご機嫌よう。私は今、現代に生きる忍者に連行されている。…いやどういうことだ??
何故、忍者に連行されているのだろうか。私は経緯を振り返る…。
【未知】存在との戦闘の後、私は”私”が用意した家に居た。
しかし、この世界。管理者…オリジナルがいた【前の世界】よりも充実した設備が整っているとみえる。感激である。
まぁ、当然だろう。なんせ20年以上進んだ科学文明であるのだから。
この家なのだが『骨川スネ夫』の家が近未来設計となった言えばいいだろうか?この家はリディアン学院の近隣にある。
どうやって購入したか?…フフフ、…聞かないほうが身の為だろう。言えることがあるのなら不正はしていないと言っておこう。断言する。
なんであれ私は今この家に居る。
帰ろうと思えば帰れる。地下室にドコでもドアがあるからな。ドコでもドア…便利なものである。
「今日は映画を観に行くか」
さて、準備の方は整った。では行こう。映画館へと。
ーー時は戻り現在へーー
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