第15話 脅威!日本攻略作戦
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巨大な腕がマジンガーZを持ち上げると空高く連れ去ってしまった。
「何しやがる! 俺のZをどうするつもりだ?」
「フン、確かに貴様のマジンガーZは無敵よ。だが、貴様の乗らぬマジンガーZなど人形同然」
「何!」
「貴様がドッキングする前にマジンガーZを奪ってしまえばこうして光子力エネルギーと超合金Zが我等の物となる訳よ!」
「そうか、その為の作戦だったんだな!」
完全に嵌められた。
Z無き今では機械獣と戦う事など出来ない。
まして今の甲児はパイルダーの状態なのだ。
Zが無ければ甲児は超人になれない。神にも悪魔にもなれる力を手に入れられないのだ。
そんな甲児の前に二体の機械獣が立ち塞がった。
その上空ではマジンガーZが沈黙を保ったままバルガスの腕に抱えられて飛び回っている。
「冗談じゃねぇ! マジンガーZはお爺ちゃんの残してくれた大切な形見なんだ! 俺にとっちゃ命と同じ位大切な物なんだ! てめぇらに奪われて溜まるか!」
「貴様は此処で名古屋港の藻屑となれ、兜甲児!」
突如、バルガスの胸から超音波砲が発せられた。
更にキングダンの胴体からは猛烈なミサイルが発せられてきた。
それらが全てパイルダー目掛けて飛んできたのだ。
「うわっ、ととっ!」
どれも一発でも当たれば粉微塵となってしまう。
しかし、何時までもこうしている訳にはいかない。
あしゅらの事だ。きっとマジンガーZを運び出す算段を考えてるに違いない。
恐らく海底要塞サルードだろう。
アレに運び込まれたら手遅れになる。
そうなる前にドッキングしなけれなならない。
「それ、今の内にマジンガーZを海底要塞サルードへ運び込め! 我等が主Dr.ヘル様への最高の手土産よ」
「そうはさせるか!」
勢い良く突っ込んだは良い物の、やはりZに近づくのは困難であった。バルガスからは超音波砲が、キングダンからはミサイル攻撃が、止め処なく放たれてくるのだ。
せめて片方だけでも大人しく出来れば何とか出来ると言うのだが。
そう思っていた時だった。
突如キングダンの後方から何かが当たり爆発を起こした。
その衝撃でよろけるキングダン。
「何だ?」
「あれは!」
甲児は見た。
其処に居たのは見覚えのある女性型のロボットが立っていたのだ。
アフロダイAであった。アフロダイAが救援として駆けつけてくれたのだ。
「さやかさん! 久しぶり」
「そんな事言ってる場合じゃないでしょ! 片方の機械獣は引き受けるから早くドッキングして」
「おう! 分かってらぁ」
言われずともである。これでどうにか合体できる。
バルガスが必死に超音波砲を放ちパイルダーを牽制しようとしている。
だが、どんなに早くても単発では速度の速いパイルダーを仕留めるの
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