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スーパーヒーロー戦記
第15話 脅威!日本攻略作戦
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其処がもし破壊されようものなら放射能による影響は計り知れない。

「発電所には俺が行ってきます。奴等を許しておくわけにはいかない」

拳を握り締めて本郷が言い放つ。
結果として戦力を分断せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。
しかし、泣き言は言ってられない。
一刻も早く敵を倒さなければそれだけ多くの犠牲者が生まれてしまうのだ。

「あのぉ、私は何処に向えば良いんでしょうか?」

なのはがそんな中、恐る恐る手を上げる。
今の所場所を割り当てられてないのだ。
かと言ってなのはで機械獣の相手はキツイ所がある。
それになのはの武器は砲撃戦が主なので発電所内での使用は無理が祟る。
悩みどころでもあった。
が、その悩みは案外すぐに消え去っていった。

「なのはちゃんにはすぐに海鳴市に飛んで貰うわ。あそこで今ロストロギアが起動したみたいなの。かなり大規模みたいよ」
「大規模なんですか? すぐに行かないと!」

こうして戦力は割り当てられた。
後は各々が現場に向かい敵を倒すのみとなった。
しかし、その中には彼等の知らない計画が着々と進められているのであった。




     ***




甲児はパイルダーを使い名古屋へと急行した。
其処では名古屋を火の海に変えた一体の機械獣の姿があった。

「ひでぇ、名古屋の町が見る影もねぇ…」

甲児の顔が曇った。
今目の前に広がっているのはかつての華やかな町ではなく、地獄と化した名古屋の町であった。
そして、その中心に巨大な剣を携えた機械獣キングダンが立っていた。
今は沈黙している。
まるでマジンガーZの登場を待っているかのようであった。

「上等じゃねぇか! ならばお望み通りマジンガーで登場してやらぁ!」

それが罠であろうとなかろうと戦わねばならない。
マジンガーを受け継いだ甲児がなさねばならない使命だと自分自身にそう言い利かせるように甲児はマジンガーZを呼び出した。
アースラから転送されたZが地面から生えてくるように現れてくる。
丁度その真上に旋回し、Zの頭部にぽっかり開いた穴を目指す。
後はその中へとドッキングするだけであった。
その時だった。

「ハッハッハッ! その瞬間を待っていたぞ、兜甲児!」
「何!」

突如起こった笑い声と共に二本の巨大な腕が宙を舞いパイルダーを弾き飛ばした。
視界がグルグルと回る。
一体何が起こったと言うのか。

「な、何だ? 巨大な腕が飛んできたぞ?」
「馬鹿め、腕を飛ばせるのはマジンガーZだけではないのだよ! 行けぃ! バルガスV5」

あしゅらが命じると残りの体の部位が飛んできた。
足が、胴体が、頭が、更に様々な部位が自由自在に飛んできたのだ。
そして、二本の
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