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スーパーヒーロー戦記
第15話 脅威!日本攻略作戦
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今までなのはが戦って来た相手でも動物が憑依したロストロギアだけでも苦戦を強いられていると言うのに今度の相手は人間が起動させてしまったロストロギアである。
果たして自分だけでどうにか出来るのだろうか。
そう思っていた時だった。
次々とロストロギアの枝を切り裂いていく少女の姿があった。
以前木曽谷で出会った金髪の少女だ。
その少女はなのはの存在に気づかずにロストロギアとの戦闘に集中していた。
だが、そんな少女の背後からロストロギアの鋭い枝が襲いかかって来た。

「危ない!」

咄嗟になのはは砲撃を当てた。
なのはの砲撃を食らった枝は驚き引っ込む。
それと同時に少女もなのはの存在に気づき振り返る。

「君は?」
「良かった。あと少し遅かったら大変な事になってたよ」
「何で助けたの?」

返ってきたのは以外な返答であった。
少女からして見れば折角の大事な場面を邪魔された様な感じなのだろう。
助けた筈のなのはに対し不満そうな視線をぶつけていた。
その視線からユーノは彼女は危険な存在と思えた。

「なのは、この子がそうなの?」
「うん、前に私を助けてくれた子なんだ。ちょっとキツイかも知れないけどきっといい人なんだよ」

ユーノと話し合うなのは。
だが、一向に少女の痛い視線は無くならない。

「何しに来たの? ジュエルシードは渡さないって言った筈だよ」
「今はそんな事言ってる場合じゃないよ。まずはあのロストロギアをどうにかしないと!」

なのはの言うのも一理あった。
このまま放っておけば確実に大災害になるのは間違いない。
そんな時にジュエルシードを巡って争ってはいられない。

「此処は一緒に戦おう。私と君ならきっと何とか出来る筈だよ」
「…分かった。でも、私の言う通りにしてね」
「うん!」

なのはは嬉しそうに頷いた。
初めて彼女と一緒に戦う事が出来る。
あの時は一方的に突き放されてしまったが、あの時とは自分は違う。
少しは彼女に追いついたと思えるのだ。
だから、今度は絶対に彼女の足を引っ張らないように戦おうと思った。

「私が中枢まで行く。君は遠くから援護して」
「うん!」

フェイトが近距離で光の刃を振るい、なのはがその後ろからアクセルシューターを使い援護を行う。
二人の戦いは正に息の合ったものであった。
とても今回初めて一緒に戦う関係とは思えない動きであった。
しかし、幾ら枝を切り落とそうとも、幾ら外壁を破壊しようとも瞬く間に再生してしまうロストロギアが相手ではとても部が悪い。
これではイタチゴッコだ。
そうなれば先に魔力が尽きてしまい封印できなくなってしまう。

「こうなったら、レイジングハート! ディバインバスターならどう?」
【魔力設定を非殺
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