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スーパーヒーロー戦記
第15話 脅威!日本攻略作戦
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ないであろうとも、彼は人類を愛している。
愛する人類の為に命を捧げることが出来るからだ。

「来いショッカー! 例え貴様等と刺し違えてでも人類の平和は守って見せる!」
「猛さん、無茶よ!」
「良いんだ。例え俺が倒れようとも、俺の仲間達が俺の意思を告いで世界の平和を守ってくれる。ならば、俺は命の限り戦い続ける。仮面ライダーとして!」
「言いたい事はそれだけか? ならば死ねぃ! 仮面ライダー!」

怪人達が一斉にライダーとルリ子に迫ってきた。
だが、その刹那、突如眩い光が怪人達の目をくらませる。

「な、何だこの光は?」
【貴様等悪党にその光を見る事は出来まい!】
「何?」

声は天井近くから聞こえてきた。
見上げると其処には一人の青年が立っていたのだ。
青年は怪人達を見下ろし淡々と言葉を放った。

【例え誰からも愛されず、孤独に生きようとも、人々の未来の為、そして愛の為に戦い続けるもの…人、それを『ヒーロー』と言う!】

「な、何者だ貴様!」
「お前達に名乗る名前はない!」

名乗りを終えた青年は二人の近くに降り立った。

「君は一体?」
「貴方と同じ、孤独と戦う戦士です。此処は共に戦います」
「有難う。助かる」

戦士、ロム・ストールが剣狼を構えて怪人達を見る。

「ええぃ! 相手はたかだか二人だ! 叩き潰せ!」
「おいおい、二人だけとは悲しい事を言うじゃねぇか。俺も居るんだぜ!」
「その声は!」

その声と共に現れたのは紅い戦闘服を纏ったもう一人のヒーローであった。

「快傑ズバット! 此処に参上!」
「ズバット、来てくれたのか?」
「フッ、何時ぞやの借りを返しに来たぜ。仮面ライダー」

背中を向けながらもライダーに語るズバット。
かつて彼はライダーに窮地を救ってもらった。
その恩返しのつもりだったのだろう。
だが、それでも今はとても有り難い事だ。

「貴様等! 誰を味方しているのか分かっているのか? 其処に居る男は我等と同じショッカーに改造された哀れな怪物なのだぞ!」
「確かにそうかも知れない。だが、彼は違う。それは、彼には心があるからだ。人間を愛する心が有る限り、お前たちの様な化け物になりはしない」
「そして、その心が有る限り。俺達はヒーローとなり貴様等の悪行を叩き潰す!」

ロムとズバットが拳を握り締めて言い放った。
それは先ほど本郷猛が言ったのと同じ言葉だった。

「ロム、ズバット…」
「共に戦おう。仮面ライダー」
「お前は化け物じゃない。お前には微笑んでくれる仲間も居れば守りたい者も居る。お前は俺達と同じヒーローだ!」
「あぁ…あぁ! そうだとも。俺は仮面ライダー。人類の自由と平和を守る為に生まれた正義のヒーローだ!」

完全に立
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