第14話 湖の秘密
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かいカプセルを投げる。
投げられたカプセルは爆発し、その爆発の中から一体の怪獣が現れた。
角を生やした猛牛を思わせる風貌のカプセル怪獣ミクラスである。
ミクラスと怪獣は互いに激しくぶつかりあい激戦を行いだした。
その間、ダンはウルトラアイを奪った少女の行方を捜す事にした。
急いで見つけねばならない。
ミクラスが倒されたら、次は自分の番なのだから。
***
森の中で見た人影を追って森の中を駆けるなのはは、其処で金色の髪の少女を見つけた。
「居た!」
「え?」
少女は驚きなのはの方を見る。
何故こんな所に居るのか。そんな風な面持ちで見ていたのだ。
「やっぱり、君だったんだ」
「どうして、此処に?」
「え? え〜っと…」
なのはは悩んだ。
正直に話して良い物か。
別に悪い事をしている訳ではないのだが何故かためらってしまった。
そして…
「た、偶々だよ」
結局なのはは真相を隠す事にした。
今は余り揉め事を増やしたくない。
それよりも話したいことがあったからだ。
「前は、助けてくれたよね。でも、全然お礼とか言えなかったから…」
「別に良いよ。私は私の目的の為にあの時ああしただけだから」
「それでも、私の事助けてくれたよ。だから、お礼を言いたかったんだ。有難う」
満面の笑みでなのははそう言った。
理由はどうあれ、結果としてこの少女はなのはの窮地を救った事となる。
それに関して礼を言いたかったのだ。
「前にも言ったけど。私はジュエルシードを集める為にあの時戦っただけ。別に君を助けようなんて気はなかったの」
「それは…分かってるよ。でも…」
「貴方もジュエルシードを集めてるの? だったら、私とは敵同士になるって事だよ」
途端に怖い面持ちでなのはを睨むフェイト。
一瞬にして場に緊張が走った。
考えてみればそうだ。
なのはは被害を防ぐ為とユーノに協力する為にジュエルシードを集めている。
が、それは彼女も同じなのだ。
しかし集める理由が違う以上互いにジュエルシードを巡って争う事は起こりえる事になる。
「もう、会わない方が良いよ。でないと…今度は戦う事になる」
「そんな、戦う以外にきっと何か有る筈だよ!」
「無いよ。私は私の目的の為にジュエルシードを集める。それの邪魔をするのなら…今度は容赦しない」
そう言い残すと少女はデバイスを起動させた。
黒を基調としたスピード重視のバリアジャケットである。
それを纏い物質化したデバイスを手に持つとフワリと宙に浮かび上がった。
「ま、待って!」
「さようなら。もう二度と私を追おうなんて考えないで」
冷たく言い放つと、少女はそのまま空の彼方へと消え去ってしま
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