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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第二十二章―明かされる因縁―#1
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「行こう、リゼ」
「はい、レド様」


◇◇◇


 朝食と食休みを終え、玄関ホールに戻って───ダイニングルームから向かって左隅に仕込んである【転移門(ゲート)】に向かう。

 地下に設えた調練場に跳ぶと、私たちの朝食の後片付けをしているカデアとラムル以外───ディンド卿、アーシャ、ラナ姉さん、セレナさん、ヴァルトさん、ハルド君、それから───ノルンが、すでに揃っていた。

 レド様と私の後ろに控えているジグとレナスも、【認識妨害(ジャミング)】を解除して、姿を現す。

「おはようございます、ルガレド様、リゼラ様」

 ディンド卿が進み出て、代表して挨拶を口にする。

「おはよう」
「おはようございます、皆さん」

 アーシャ以外の面々は、昨夜からこのお邸へと移り、全員揃って鍛練をするのはこれが初めてになる。

 レド様は、何処か感慨深げに皆を見回すと────口を開いた。

「それでは────鍛練を始めようか」



 男性陣+アーシャと───私、セレナさん、ラナ姉さんに分かれて、早速、鍛練を開始する。

 セレナさんとラナ姉さんは、武術は修めていないため、魔術を特化する予定なので、事前に私が指導することを決めてあった。

 私とどうしても手合わせをしたいらしいヴァルトさんは、不満そうだったけど。


「セレナさん、新しい部屋はどうでしたか?休めましたか?」

 レド様に改修を手伝ってもらったことにより、時間をかける間もなく終わってしまった。

 セレナさんの部屋について、シェリアやラナ姉さんに相談する時間もなかったので、私の自室───セアラ様の部屋を参考に創り上げたのだけれど────

「はい、生家の自室より落ち着きました。とても素敵な部屋で───すごく気に入っています」

 良かった。セレナさんの嬉しそうな笑顔に、私も嬉しくなって笑みを零す。


「ラナ姉さんは?」
「勿論、気に入ったわよ!あんないい部屋もらえると思わなかった」
「ふふ、それなら良かった」

 ラナ姉さんは可愛らしい容姿に反して、落ち着いた色合いのシックなものが好みなので、部屋にも反映させた。

 どうやら、気に入ってくれたようで────嬉しい限りだ。


「それでは────私たちも、鍛練を始めましょうか」
「はい、よろしくお願いします」
「よろしく、リゼ」


「では、まずはセレナさんから。セレナさんは魔力も多いですし───冒険者として活動するときは“氷姫”を用いるとしても、非常時は、古代魔術帝国の魔術を施行するようにしましょう」

 そうすれば、魔術陣を取り寄せる必要はなくなる。

 そのためには、【魔力炉(マナ・リアクター)】と【|魔術駆動核《
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