暁～小説投稿ｻｲﾄ～:コントラクト・ガーディアン─Over the World─ 第二十章―見極めるべきもの―＃１

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コントラクト・ガーディアン─Over the World─

第二十章―見極めるべきもの―＃１
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いたとき、自分の【状況確認(ステータス)】を確認しましたよね。そのとき、【案内(ガイダンス)】───私たちと【契約】したときに聞こえたような、“導く声”はしましたか？」
「はい、聞こえました」

　やはり、ジグたちにも【案内(ガイダンス)】が付与されているようだ。

「それでは、その声───ジグの【案内(ガイダンス)】を分析させてもらえますか？」
「…分析していただくのは構いませんが、どうすればよろしいのですか？」

　ジグは、少し困惑げに言う。

　ジグが【案内(ガイダンス)】を発動させているところを分析するしかない。

　さて───どうするかな。

　なるべく、発動している時間が長いもの…。
　やっぱり───【解析(アナライズ)】とか【鑑識(ジャッジメント)】とかだろうか。

　【解析(アナライズ)】はジグたちには発動できなかった魔術だけど、【管理亜精霊(アドミニストレーター)】に【接続(リンク)】できるようになった今なら、おそらく発動できるようになっているはずだ。
　【解析(アナライズ)】も【鑑識(ジャッジメント)】も有用だし、これで行使できることが確認できたら、一石二鳥だよね。

　となると───【解析(アナライズ)】をしてもらう方がいいだろう。同時に【鑑識(ジャッジメント)】も【顕在化(セットアップ)】できるし。

　では、何を【解析(アナライズ)】してもらおうか。
　あ───そうだ。

　私は、この間狩った魔物と魔獣の魔石をアイテムボックスから取り寄せる。
　ちょうど、魔石の傾向を分析をするつもりだったので───これなら一石三鳥だ。

「それでは───ジグ、これを【解析(アナライズ)】してみましょうか」

　ジグとレナスは、私が【解析(アナライズ)】を行使するところを何度も見ているので、どういう魔術なのかも知っている。

　ジグは、私が説明するまでもなく───頷いた。

「では…、やってみます。────【解析(アナライズ)】」

　ジグが宣言すると、足元に魔術式が現れ、光を放った。
　私はすかさず、【心眼(インサイト・アイズ)】を発動させる。

【解析魔術式(アナライザー)】のセッティングを開始します…
【管理亜精霊(アドミニストレーター)】に【接続(リンク)】───
【記録庫(データベース)】に【連結(リンケージ)】開始───成功───
【鑑識(ジャッジメント)】の【顕在化(セットアップ)】完了
───【解析(アナライズ)】が実行可能になりました
【解析(アナライズ)】を開始します…

　【解析(アナライズ)】とは別の───ジグの中で発動している魔術式を捉え、【|心眼《インサイト・アイズ

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