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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第三章―ファルリエムを継ぐ者―#2
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筒(矢×10本)×2:最適化済
  汎用大型ナイフ×2、解体用大型ナイフ×2:最適化済
  内ポケット:着用中コート
  (懐中時計〈冒険者ライセンス〉、鍵束):最適化済
 自室:拠点1
  女性用高級硝子ペン×3、インク×2、
  高級レターセット×30、筆記帳×2、小説×65冊、
  ディアルーカ版草花絵図全6巻、南方旅行記全3巻
  ドレス×18着、ワンピース×33着、
  シュミーズ×24着……


 この後もアクセサリーやら髪飾りやら靴やら化粧品やらの詳細が、延々と続いている。

 …何か、使わせてもらうことになったあの部屋にあったものが、すべて書き出されているんだけど。

 一体どうやって認識しているの?

 それにこの“異次元収納庫”って、字面からするとラノベでよくある“アイテムボックス”ってやつですか?───いや、それよりも、この【無限収納袋】に入っている大型トランクを取り出したいんですよ。


遠隔管(リモート・)理魔術式(コントローラー)】のインストールを開始します───完了───【遠隔(リモート・)管理(コントロール)】が実行可能になりました


 ───何か、また魔術を使えるようになったみたいだ。

 ページを戻ると、『実行可能魔術』の欄に【遠隔(リモート・)管理(コントロール)】が増えていた。その文字を指で触れてみる。すると、説明が出てきた。


遠隔(リモート・)管理(コントロール)
 自分の所持品を遠隔で管理する魔術。手元に取り寄せたり、持っている荷物をしまったりすることが出来る。ただし、確実に自分が所有している物か、主と共有している物に限る。


 え、何これ…。アイテムボックスだけじゃなく、部屋に置いてあるものとかも取り寄せることが出来るってこと?…………便利過ぎない?

「…リゼ?」

 いけない。想定外の展開に、レド様をおいてけぼりにしていた。

 私は、レド様にこのモニターもどきがどういうものなのかと、“遠隔(リモート・)管理(コントロール)”という魔術について説明する。

「…何と言うか、本当に凄まじい技術だな…。しかし、先程から思っていたのだが、リゼはよく理解できるな。記憶持ちと言っていたが、もしかして、前世は古代魔術帝国で生きていたのか?」
「いえ、前世は、こことは違う世界で生きていました。その世界で、何と言えば良いのか…、似たような技術の概念があったんです」

「こことは違う世界…?そんなものがあるのか…?」
「ええ。前世生きていた世界は、こことはかなり違った世界です。魔法や魔術というものはありませんでしたし、魔物や魔獣もいなかったんです」
「そんな世界があるのか…」

「もし、ご興味がある
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