7.降谷さんの朋友。
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うターゲットサークルはともかく、銃自体が写真にも映像にも映らなかった。私が自分で撮ろうと同じです。……ほんと何なの、これ……怖……。
色々と撮ったのは十一月六日のことです。ぎりぎりやっていただいておいてよかったですね……今じゃ動けないから……。
撃たなければと思った箇所にタゲサが出て必中っていうのを説明したらお二人ともぽかんとしておられました。努力もなしにこれは本当に酷いチートだと思う……。
側にいらしたお二人に対してですら少し説明が大変だったんだから、裏理事官への説明なんて、それどころじゃなかっただろうな……。
そういえば、ゴミ箱にゴミを投げるとかもタゲサが出るようになりました。おかげで投擲系なら筋力さえ見合えばどんな何でも外さなくなりました。筋力が足りない場合、タゲサ自体が出てきません。
今までなかったことだから、銃出せるようになっちゃってから色々覚醒したのかな……怖いな……。
どうにか飲み込んでいただいた後は、降谷さんのP7M8をお借りした日のことも、的の中心に穴が開いた理由を即座に理解なさったことでしょう。お二人ともあれを知っておられるからこそ、拳銃を持たせるなんて話になったんだろうな。
ちなみに拳銃を持つと様々な銃スキルを使うことはできなくて、ただ普通に撃てるだけのようだった。実際に発砲したら私のひ弱な肩は外れるから撃とうと思考しただけだけれど、あれはきっと『無理』な感覚だ。
「……すみません」
お手数ばかりかけて泣きたい。
気にすることじゃないよと諸伏さんは笑う。優しいなあ。
「それでも一応、直接能力を見てもらう機会が来ると思う」
「承知しました」
こうなってなかったらもっと早くその機会が来てたんだろうなあ……ははは……。
「ああそれと、銃のことがあるのに警察官よりも協力者であろうとしてることについては、案外すんなり許可が下りたよ。ボールについての方を注目されて、色々縛られない方が国のためになるって思われたみたいだ」
「そうなんですね……警察官を目指すとお二人と関係のない部署に配属される可能性も、っていうのが怖かったので……安心しました」
直近の警察学校採用を目指せそうにないことが分かったから、そのご沙汰はありがたいのかもしれなかった。
この力を活かせない場所で私が更に、現実的な力を得るのは良くないと思ってる。暴走すると思う。
「ってことで、治ったら、拳銃で肩が外れないくらいには身体を鍛えることをひとまずの目標にしていこう」
「はい」
私はしっかりと頷いた。
ああ、首が動くって素晴らしい……。
「そうだ。ゼロが伝えとけって言ってたんだけど」
諸伏さんがふふっと笑っている。
「普通本
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