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のソフトカップ越しだったけど、彼のぬくもりを感じていたのだ。
「まだ 小さいでしょ? 翔琉 好き! 私の彼氏?」
「だよ 俺は水澄の彼氏だ ずっと 前からだけどな」
「ふ〜ん これからも ず〜ぅっと?」
「あぁ これからもな」
「白浜美蕾ちゃんとは?」
「あほっ なんでも無いっていってるだろう 水澄だけよー」
「ウン 今 私 すんごく うれしい! 幸せ!」と、私から もう一度 唇を寄せていっていた。
戻って来る途中には、もう、お兄ちゃん達は居なくて、家まで戻ると
「なんやー 帰ってたん?」
「なんや や ないわー お前等のイチャイチャしてるの遠くからでも感じて来るからなー おられるかぁー」
「・・・見えてた?」
「遠くて 見えんけど 雰囲気でわかるわー 寄り添ってよー 水澄 お前は まだ・・・俺は、お母さんにも言われてー・・・」
「ストップ お兄ちゃん お魚が泳いでいるのいっぱい見えたよ あっ おしっこ我慢しててん」と、私はトイレに駆け込んで行った。
次の日は、朝からみんなでビーチボールで遊んで、翔琉君とも普通に触れ合っていた。午後から東尋坊へ見物に・・・歩くと少しあると言うのでバスで出掛けた。崖を見降ろすところに行く時も、翔琉君は自然と手を繋いでくれていて、私の彼っていう感じに満足していて、改めて、彼と彼女という関係になったのだと実感していた。さざえのつぼ焼きというものも初めて食べた。うんこみたいなのは無理だったけれど・・・。
その夜も散歩に出掛けるのは、いかにもと言う感じなので皆でトランプゲームをして遊んで、翌日の朝だけ海に入って、午後から帰るという予定だった。
私が仰向けに浮かんで 気持ち良く空を見ながら泳いでいると
「水澄 オッパイがぷっくりと出ていて 掴みたくなるよー」
「なっ なんやのー すけべー! いゃーらしいこと考えてるやろー」
「あほっ 普通やろー それに 水澄のやからー 可愛い」
「うぅー これは まだ 翔琉のんちゃうねんからなー この前の夜の時は特別やー」
お昼からは福井に出て、今度は天丼を食べて帰ろうと途中下車して、だけど、私は、お母さんにソースカツ丼をと思っていたので、お土産用にテークアウトしたのだ。家族4人分を買っていたので、重いからとお兄ちゃんが持っていてくれた。
家の最寄りの駅まで来て、おばさんにも丁寧にお礼を言って、我が家に向かった時、私はお兄ちゃんと手を繋いで歩き出した。
「お兄ちゃん ありがとうネ 一緒に行くって お母さんの前で言ってくれたから・・・とっても 楽しかったよ」
「そうか 俺も 楽しかったよ 水澄もはしゃいでいたものなー」
「ウン あのね 私 翔琉君
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