暁 〜小説投稿サイト〜
ハドラーちゃんの強くてニューゲーム
第17話
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
大魔王バーンと戦うべく異世界で力を蓄えようとしたハドラーちゃん。
そこで出逢ったぶくぶくとの戦いは、ガンガディアを驚かせてばかりであった。
「何!?極大閃熱呪文(ベギラゴン)を……片手で?しかも2つの呪文を同時に?」
ただ、あの男……ガンガディアの宿敵であるマトリフなら、2つの呪文を同時発動なら出来そうだが、果たして、マトリフですら極大閃熱呪文(ベギラゴン)を片手では……
ガンガディアが考え事をしている間も、ハドラーちゃんとぶくぶくとの戦いは続いていた。
「右手にメラゾーマ、左手もメラゾーマ……合体!」
「お!?今度は火炎系呪文の極大呪文か!?」
ぶくぶくと言う肥満男は、ガンガディアを驚かせてばかりであった。
「……憧れる」
一方のハドラーちゃんは堪ったものじゃない。今からこれを喰らわなきゃいけないのだ。高熱や爆発に対して高い耐性を持ち、魔生物としての肉体の再生能力も身につけているが、ぶくぶくの頭上で構成されている巨大な大火球に耐えられるかどうか?
「メラガイアー!」
ぶくぶくがハドラーちゃんに向けて容赦無く大火球を投げつけた。
だが、ハドラーちゃんは避けずに仁王立ち。これには流石のぶくぶくとガンガディアも驚いた。
「何故動かない!?諦めたのか!?」
「ハドラー様!何を!?」
しかし、ハドラーちゃんは不敵な笑みを浮かべた。
「馬鹿言え。この程度で驚いては、大魔王のカイザーフェニックスに笑われるわ……ふん!」
何と!驚いた事にぶくぶくのメラガイアーを殴ったのだ。
「素手でだと!?耐えられるものか!?」
そんなぶくぶくの強気に反して、ハドラーちゃんに殴られたメラガイアーは四方八方に炎と衝撃波を撒き散らしながら徐々に小さくなっていった。
今度はぶくぶくが驚いた。
「何!?僕様のメラガイアーを物理攻撃だけで破壊する気か!?」
そうこう言っている内に、ハドラーちゃんに殴られたメラガイアーは消滅した。
「……驚いたー……」
閃熱呪文(ギラ)爆裂呪文(イオ)の呪文は自分がもっとも得意とするところであり、ゆえにこの程度では応えない」
ハドラーちゃんの自慢話を聞かされたぶくぶくは、メゾラゴンを破った相手にメラガイアーを使った自分の戦術の稚拙さを恥じた。
「……言われてはそうだな。色々と別属性魔法を色々と試すのが、未知の敵との戦いの常識だったね」
ぶくぶくは三度2つの呪文を同時発動させたが、ぶくぶくの両手に現れた光玉はさっきとは色が違った。
「右手にマヒャド、左手もマヒャド……合体!マヒャデドス!」
「あ!?今度は氷系呪文の極大呪文!?」
流石のハドラーちゃんも上空に逃げようとするが、間に合わずに足を凍らされて身動きが取れなくなった。
「たった2属性目でもう正解を引き当てるなんて、僕様の勘も捨てたモノじゃ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ