暁 〜小説投稿サイト〜
ロミトラ対象、降谷さんの協力者になる。
1.降谷さんの初陣。
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 よくよく見れば、先輩の目の下にはメイクで隠されている隈があった。
 
 ……少しでも負担を減らそう。
 そう思ってデスクにかじりついていたら、その日の晩にはもう連絡が来た。平日だぞ。
 どうやら彼女は、毎日とはいかないまでもずいぶんな頻度で飲み歩いているようだ。アルコール依存症になっていないといいが。
 
 僕は小さくため息をついた。
 
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 彼女は本当にきちんと素直に僕に連絡をくれるようになった。ほぼ毎日。こんな制限をかけられたら普通は頻度が下がるものじゃないのか?
 そんな彼女に思うところは多々あったが、そこはもう置いておくことにする。
 
「……あなたと飲むと本当にちょうどいいくらいで終われます。ありがとうございます」
「……」
 
 そんな妙な信頼をもらったらしい。
 
 彼女が好きなのはお洒落そうなカクテル系だった。酎ハイや焼酎、日本酒、ワインなども飲むらしいが、ビールは苦手だという。
 同期たちと飲むときはビール中心だったから、彼女の付き合いで飲む時間は少し新鮮だった。
 
 酒を飲むのは好きだがあまり知識はないという彼女に、既に知っていたことを含め話のネタとして色々更に調べたことを語ると、原料や成分の話には興味を持つらしかった。情報がほしいとかどうこうではなく、単純にそうした方面に知識欲が向くらしい。この性質タチが今の研究へと結び付いたのかもしれない。防犯用ならシステムやグッズ開発にいきそうなものをと思ったが、このあたりのことがあるんだろう。できる範囲で、何かやろうとした。身を守るために身体を鍛えるという発想にいかなかったのも、興味がなかったからだろう。
 
 困ったのは自身の研究についてまったく触れようとしてくれないことだった。そこは流されないのはさすがと言うべきなのか。多少の警戒はまだみえるとはいえ、自惚れではなく客観的に随分親密な雰囲気には持ってこれている。彼女の監視役をしてくれている仲間が生ぬるく微笑んでいたくらいだ。
 
 それでも、彼女の口から薬学科の研究員だということを引き出した時には、接触してから既に一週間ほどが経っていた。それだけですらだ、思った以上に堅実だ。
 
「……いいかげん、奢ろうとするのはやめてください」
「だってきみ、学生だろう?」
 
 そうでないと知ってはいるが、真実を明かさないわけにいかない状況に持っていける可能性を想定して。
 
「違います。ちゃんと働いています。社会人です」
「本当か? 歳は?」
「に、にじゅう、よん……」
「……本当に?」
 
 僕がにこにこしながら圧をかけるのを躱せる人間なんてそういない。アイツらか鬼教官たちくらいだ。
 
「に
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