第六話 決戦!宇宙人連合その七
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「何っ」
「これって」
それを見たジョージとマリナが声をあげた。
「まさかこれって」
そしてリュウも言った。
「これがですかね」
「多分ね」
テッペイは今度はコノミに言葉を返す。
「ウルトラマン達の秘策だよ」
「ふむ、考えたな」
補佐官は腕を組んで言う。感心したような口ぶりである。
「これはまた」
「あの、補佐官」
だがよくわからない秘書官はそんな彼に問う。
「一体何がどうなっているんですか?」
「適性だよ」
「適性!?」
「そうだ、相手の宇宙人の特性を考えてああしておるのだ」
「いや、これは見事ですよ」
テッペイもまた感心したような口調になっていた。
「こんなことを考え付くなんて」
「うむ」
「何か話がよくわからないんですけれど」
「ああ、これはね」
マリナがコノミに説明する。
「ほら、人間って相性があるじゃない」
「はい」
「それは勝負にもちゃんとあるのよ。だからなのよ」
「そうだったんですか」
「よく考えたものだぜ」
リュウは会心の笑みで言ってきた。
「こんなことをな。よくぞってやつだ」
「ああ。これならいけるぜ」
ジョージも太鼓判を押す。
「俺にサッカーボールみたいなもんだな」
「逆に言うと斑鳩ね」
「だから名前で呼ぶな」
マリナにはそう返す。まだ漢字で名前を書けない困った男であった。
今ウルトラマン達はそれぞれの相手に向かっていた。まずゾフィーが卑劣な策も厭わないメフィラス星人の兄に向かっていた。
ウルトラマンの相手はバランスの取れたナックル星人である。
セブンの相手はパワーファイターのテンペラー星人であった。
ジャックの相手は巧みな頭脳を誇るガッツ星人である。
エースの相手は卑劣な作戦を得意とするカタン星人だ。
タロウの相手は炎を操るファイアー星人になっている。
レオの相手は最も敏捷性の高いバルタン星人がいた。
アストラの相手は悪魔の様に頭が切れるミステラー星人である。
80の相手はやはり多彩な攻撃を持っているメトロン星人であった。
ヒカリの相手は奸智にかけては右に出る者のいないヒッポリト星人。
そしてメビウスの相手は最も知力の高いリーダー格のメフィラス星人の弟が。それぞれの相手にいた。
「これは」
「まさか」
宇宙人達はそれぞれの目の前にいるウルトラ戦士達を見て今の状況を察してきていた。
「そうだ、今わかったようだな」
それにゾフィーが応える。
「これが我々の策だったのだ」
「それぞれの適性に合った相手と闘う」
「それが我々の出した結論だ」
「それで以って我々と闘うというのか」
「考えたものだな」
ガッツ星人とナックル星人がそれを聞いて言う。
「しかしだ」
それにヒッポリト星
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