暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンメビウス ウルトラ兄弟最大の戦い
第六話 決戦!宇宙人連合その四
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「俺達は下手をすると今度の変身で死んでしまうかも知れないのだ」
「そんな、そうなったら」
 光太郎は北斗の言葉を聞いて顔を狼狽させていた。
「兄さん達は」
「いや、大丈夫だ」
「!?」
「その声は」
「我が息子達よ」
 何とそこにウルトラの父が姿を現わしてきた。彼は人間の大きさでそこに姿を現わしたのであった。
「その心配はない」
「それは何故」
「今ここで私が力を授けるからだ」
「お父さんが!?」
「そうだ」
 四兄弟達に対して述べる。
「さあ、私の光エネルギーを受けるがいい」
 ウルトラの父がそう言うと上から四条の光の柱が舞い降りてきた。それはゆっくりと四兄弟の身体を覆った。
「これは」
「この力は」
「これで大丈夫な筈だ」
 ウルトラの父は彼等に語る。
「さあ、息子達よ。心おきなく戦いに向かうがいい」
「はい!」
「この力で」
 四兄弟はその声に応える。
「何があろうとも」
「勝ってみせます」
「うむ」
 ウルトラの父はその言葉を満足した笑みで受けた。そして彼は光の中に去っていく。
「心してかかれ」
「ええ」
 これはメビウス達も答えた。
「この戦いはこれまでにない激しいものになるからだ」
「わかりました」
「だが私は信じている」
 ウルトラの父は最後に言った。
「皆の勝利をな。ではまた会おう」
「はい!」
「よし」
 ウルトラ戦士達に今さらに闘志が宿った。
「この戦い何としても勝つ」
「そして地球を守る。いいな」
「ええ」
「勿論です」
 メビウスとヒカリがそれに応える。
「では僕達も」
「うん、頼む」
 タロウが彼等に応える。
「我々で皆を」
 こうして彼等は戦いに新たな力を得て戦いに向かうのであった。
 三日後。遂にこの時が来た。
 神戸上空に一機の円盤がやって来た。
「あれだな」
「そうですね、間違いない」
 テッペイはリュウの言葉に応えた。
「遂に来ました」
「何かそれを言われると凄い危険な感じのする円盤ね」
 マリナはその円盤を見てあらためて言う。
「ありきたりの平べったい外見なのに」
「確かにそうですよね」
 その言葉にコノミが頷く。
「何かあの宇宙人達がいるって思うだけで」
「そういうものだよ」
 テッペイはコノミに対して答える。
「中に誰がいるかでね。印象が変わるさ」
「そうよねえ」
「しかしな」
 ジョージがその円盤を見て顔を顰めさせていた。
「あの円盤を今撃ち落とせればな」
「いいんだがな」
 リュウもそれに同意する。
「けれどあの顔触れじゃな」
「ああ」
 珍しくジョージが消極的なことを口に出す。
「無理だな、どう考えても」
「かえって怒らせて何をするかわからないからね」
 テッペ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ