第82話「土星沖海戦」パート1
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もろに受け、リングの中へと沈んていった。
その直後である。
「敵旗艦、回転を始めた模様!」
並列に並んだ2つの円柱型を楕円型フリスビーが上下からサンドイッチした様な艦体が、最後部に聳え立つ艦橋と機関部の位置をそのままにして、回転を始めたのだ。
いったい何を…ん?甲板上に何かがある…?
「敵旗艦大型空母より、地球軍の磯風型駆逐艦規模の大きさに匹敵する物体の発艦を確認」
「射出物体…いえ、飛行物体は急速に向かって来ています!」
「撃ち落とせー!」
艦長指示の下で急速に向かってくる飛行物体を迎撃する。ミドガルド軍は勿論の事、地球軍も同様に迎撃する。
しかし、これだけの迎撃で以ってしても、有効弾を出すことはままならない。
それは仕方が無いのかもしれない。
短剣状の独特な艦体構造を有しており、当然のことながら全幅は非常に狭い。地球軍の護衛艦よりも小さい幅であるし、まるでミサイルの如く、突っ込んで来ているのだから…。
まぁ、例えミサイルの如く突っ込んで来る物体が迎撃を掻い潜り、友軍艦に接触し衝突したとしても、エリスフィールドで防げるのだから…何も問題は無いのだ!……私、フラグ建築していないよな?。
「先頭に居た地球軍の護衛艦8番艦。波動防壁を突破された模様!」
…フラグを建築してしまったか。
「護衛艦8番艦、串刺し後に速射輪胴砲塔で零距離攻撃されてしまい轟沈!」
地球軍の護衛艦F8は波動防壁はものの数秒も経たずに破られてしまい、巨大なナイフとなって護衛艦の艦体に、文字通り突き刺さってしまったようであり、その直後に両舷に装備している速射輪胴砲塔で以って零距離射撃で放って滅多打ちにされて、…この世からサヨナラした。
他人事で言ってしまっているが、こんなもん溜まったもんではない。某帝国の”天皇陛下万歳”特攻と同じくらいに、たちが悪い。本当に。
次々と1隻、また1隻、と餌食となっている最中であるエンケラドゥス守備艦隊。挙句には、地球軍次世代主力量産型戦艦であるドレッドノート級までも餌食となった。嫌だ、餌食になりたくない!
ちなみに今もなも万歳特攻している、この小型艦の名称はイータIだそうだ。名称を知ったのは傍受したからである。
それよりも……地球含め守備艦隊の被害は大きい。
飛来して来たイータI全て撃破出来たとはいえ、油断は出来ないところだ。
「コマンダー、我が方の残存艦は?!」
「本艦以下プロテクト級U型3、セレスター級U型5、クワオアー級改4、AC721スサナー支援級U型7、AC721スサナーU級ミサイル型3、FG300型偵察フリゲート2隻です」
「上方より、敵カラクルム級多数接近ッ!」
「
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