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ウルトラマンメビウス ウルトラ兄弟最大の戦い
第五話 登場!ウルトラ四兄弟その三
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「ガッツ星人!」
「ナックル星人!」
「そしてウルトラマンエースよ」
「ヒッポリト星人、貴様まで!」
 ヒッポリト星人まで姿を現わした。だが彼等は何故かこれといって動こうとはしなかった。
「!?どういうことなのだ」
 補佐官はそれを見て首を傾げていた。
「何故あそこで攻撃を仕掛けて来んのだ、奴等は」
「あの連中に限って怖気付くなんてことは」
「そんな殊勝な連中では到底ないぞ」
「そうですよね」
 秘書官も流石にわかっていた。今彼等が見ている三人の宇宙人達は今まで地球にやって来た宇宙人達の中でも極め付けに悪質な宇宙人達であるからだ。
「これは何かありますね」
 ミサキ総監代行が冷静な声で言った。
「彼等は何かを企んでおります」
「じゃあまたブロンズ像を」
「その可能性はあります」
 総監代行はコノミに対して述べた。
「ヒッポリト星人だからなあ」
 テッペイもそれを危惧していた。
「絶対何かしてくるだろうな、やっぱり」
「後の二人も大概なものだぜ」
 ジョージも流石に彼等のことは知っていた。
「どうするよ、あれ」
「下手に手を出しても危ないわよね」
 マリナもここは慎重に見ていた。
「攻撃を跳ね返したりとか」
「やってみなくちゃわからねえと言いたいけれどな」
 さしものリュウも相手が相手だけにいつもの無鉄砲さはない。
「こいつはな」
「ここは彼等に任せましょう」
 総監代行の決断は思い切ったものであった。
「ただし、いざとなれば」
「やるしかない」
 補佐官の言葉であった。
「また何かとんでもないのが出て来たらバルタン星人とか」
「だから不吉な名前は出さんでもいい!」
 そう言って秘書官をまた叱る。
「この前君が言ったら本当に出て来たではないか!」
「それはたまたまですよ」
「いいか!間違ってもメフィラス星人とかテンペラー星人とかも言うな!これ以上ああした連中に出て来られては命が幾つあっても足りんわ!」
 そんな話をしているうちにもウルトラ戦士達と宇宙人達の睨み合いは続いていた。
「さて」
 ナックル星人がウルトラ戦士達を見ながら声をかけてきた。
「どうするつもりだ、ウルトラ戦士達よ」
「このまま待っていても何も起こらないぞ」
「それはわかっている」
 ウルトラマンがガッツ星人に応えた。
「だからこそ私達はここに来た」
「レオさん達を救い出す為に」
 メビウスも言う。
「行くぞ!」
「待て!」
 だがそこにまた一人戦士が現われた。
「ムッ!?」
「誰だ!?」 
 三人の宇宙人達は声の方に顔を向ける。そこには彼がいた。
「貴様もか!」
「ここに!」
「そうだ!」
 そこにいたのはゾフィーであった。彼もまた姿を現わしたのである。
「私もいる!兄弟
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