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ドリトル先生と奇麗な薔薇達
第九幕その五

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「今から皆でね」
「先生だけじゃなくて」
「僕達もね」
「ティータイム楽しもうね」
「そうしよう。今日もいいね」   
 今度は三段のティーセットを見て言いました。
「上段はスコーンでね」
「中段はケーキでね」
「下段は苺とオレンジよ」
「素晴らしいよ、紅茶だってね」
 ミルクティーを手にして言います。
「とてもね」
「美味しいしね」
「いいこと尽くしだよね」
「本当に」
「だからね」
 それでというのです。
「今日も皆で楽しもう」
「そうしよう」
「紅茶にスイーツを」
「そうしよう」
 こうお話して皆でティータイムを楽しみます、その中で先生は皆にこんなことを笑顔で言ったのでした。
「プレゼントの方はあと少しでね」
「考えがまとまりそうなんだ」
「そうなのね」
「あと少しで」
「そんな感じだよ」
 こう言うのでした。
「どうもね」
「それじゃあね」
「考えていきましょう」
「そのあと少しを」
「そうしていきましょう」
「是非ね、そして」
 そのうえでというのです。
「エンベルグさんにお話するよ」
「そうするんだね」
「いよいよって感じね」
「今回のお話もね」
「いい結末を迎えられそうだね」
「うん、結婚や恋愛はね」
 先生は笑顔で言いました。
「出来る限り幸せにならないとね」
「ハッピーエンドだよね」
「何といっても」
「そうであるべきだね」
「シェークスピアで言うとね」
 この人の作品ならというのです。
「ロミオとジュリエットでなく」
「あの作品は悲劇だからね」
「素晴らしい作品だけれど」
「結末はね」
「どうにもだよね」
「悲劇だからね」
 それ故にというのです。
「他の作品にすべきでね」
「あの人の作品でもね」
「あの人沢山の作品残しているし」
「ロミオとジュリエットだけじゃないから」
「他の作品にすべきね」
「例えばお気に召すままとか」
 まずはこの作品を出しました。
「真夏の夜の夢とかね」
「どちらもそうだね」
「ハッピーエンドだよね」
「喜劇でね」
「幸せに収まるね」
「悲劇も着劇も書いている人で」 
 シェークスピアはというのです。
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