暁 〜小説投稿サイト〜
ボロディンJr奮戦記〜ある銀河の戦いの記録〜
第106話 憂国 その6
[13/13]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ない。

「今期の予算はいかがいたしましょうか?」
「勿論、キッチリと八月まで仕事をしてもらうよ。途中で仕事を放り出されては、私も官僚のみんなから突き上げられて、些か困るからね」

 そう言うとトリューニヒトは中身の入ったウィスキーグラスを俺の方へ向けて持ちあげて言った。

「近い将来の正規艦隊司令官殿、そして未来の統合作戦本部長閣下に」

 言っている言葉はお世辞であっても、お世辞に感じさせない見事な抑揚に、俺は腹の底で舌を出しつつもグラスを上げてそれに応えるのだった。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ