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ドリトル先生と奇麗な薔薇達
第七幕その十

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「日本人が薔薇が好きでもね」
「桜が大好きで」
「薔薇がそうでも」
「全く問題なしね」
「むしろいいことだね」
「むしろお庭に置いたり華道に用いたりするから」
 だからだというのです。
「このうえなくいいことだよ」
「そうそう、華道」
「日本にはそちらもあるからね」
「いいんだよね」
「あれ奇麗だよね」
「最高の芸術の一つよ」
「全く以てね」
「あんな奇麗なものはないよ」 
 本当にというのです。
「そう思う時があるね」
「そうだよね」
「日本の素晴らしい文化の一つだよ」
「華道も」
「お花を奇麗に飾るから」
「本当にね」
「観ているとね」 
 華道の作品をというのです。
「それだけでだよ」
「心が洗われて」
「かつ華やかにもなって」
「凄くいいね」
「この上ない美だね」
「自然と人の芸術が調和して」
 そうなってというのです。
「これ以上ない美を生み出す」
「それがだよね」
「華道だよね」
「日本のあの芸術だよね」
「そうだよ」
 まことにというのです。
「日本に来てその華道に触れられたこともね」
「よかったね」
「そうだね」
「そのことも」
「僕もそう思うよ」
 先生は微笑んで言いました。
「華道もまたね」
「素晴らしいよね」
「本当にね」
「あちらもね」
「全くだよ、色々なお花や草を使って」
 そうしてというのです。
「そのうえでね」
「造っていく」
「一つの美を」
「素晴らしい芸術だよ」
「この上なくね」
「その芸術も観ようね」
 是非にというのです。
「僕達は」
「うん、そうしよう」
「是非共ね」
「そちらもね」
 皆も笑顔で頷きます、そうしてでした。
 先生は華道のお話もしました、そしてそちらも観ようと決めたのでした。
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