暁 〜小説投稿サイト〜
現実世界は理不尽に満ちている!
第68話「タスケテ〜」
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し終えるや再び構える。

 「……」

 そう構えたはよいものの、コイツから息がしていない。足で突いてみる。ふむ、反応なし。

 ということは、だ。
 
 フッ、死んだか。達成感、素晴らしい。
 全身銃痕だらけの教授、安らかに眠れ。もう二度と、起き上がることはない。
 
 さて、私は御暇するとしよう。
 それにしても、古代がいないな。戻ったのだろうか…。


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 さて、此処で問題。
 
 Q遺跡を出た私は、100式偵察機に乗って帰還したか?
 A回答。そもそも無い為、帰還しようにも出来ない。したがって現在、棒立ち状態。

 「タスケテ〜」

 ―――哀れ、これは死んだな。
 
 崩壊中の《シュトラバーゼ》に残された私は、ガクリと力なく頭を垂れた。

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