第23話「諦めたらそこで試合終了だろうが!ってイイよな」
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ル人という存在、まさか此処で聞くことになろうとは。私だけが知らないだけで、実際はジレル人への知名度は高いのだろう。思い返していたスヴェートはコップを手に取った。
「あいつらは魔女だ。人の心を読むんだ。まぁ、化け物みたいなもんだ」
スヴェートは手に取ったコップを口元に近づかせる。
「ジレル人は滅んでしまったんですよね?」
もしかするとだが、ジレル人は実在するのやも知れない。そう思っていたが桐生の口ぶりから、ジレル人は滅んでしまったようだ。コップを口元に近づかせたスヴェートは、コップに入っている水を一口ほど飲もうとする。
「ああ、…ん、いや、思い出したぜ。ガミラスにも居たな。確か、生き残りが2人」
コップに入っている水を一口ほど飲もうとしたスヴェートだったが、バーガーから実在するという事を聞き、思わずむせそうになった。実在するだと?気になるな。今更ながら、桐生が何処でジレル人が滅んでしまった話を聞いたのだ?
「でも、ネレディアさんがこの世界にジレルはもう居ないって。幽霊だとも言っていました」
どうやら桐生は、ネレディア・リッケよりジレル人が滅んでしまった事を聞いたようだ。もしや聞かされたのか。何にせよ、ガミラスのジレル人を除いて存在しない事は確かだろう。滅んでしまった原因は何だろうか……あ、迫害か。
「女2人だけじゃ、滅んだも同じさ」
バーガーは、ふっと笑みを浮かべた。確かに、男女ではなく女2人となると、滅んだも同然。いやでもなぁ、スヴェートは思う。迫害されていたのなら、絶対な安全地に辿り着いたジレル一行が存在し、聖地とした地で生き残っていても、おかしくはないのではと。
「その通り、ジレルは滅んだも同然」
スヴェートは、クールな顔つきでうんうんと頷いた。内心にて彼女は、ジレルがガミラスに実在するなんて口が裂けても言えない!の顔をしていた。
ジレル人についての話題が終わり、他愛もない会話をしていた時だ。メルヒ、バーレンの2人がやって来た。1分もしない内に、古代、新見、相原、沢村以下の4人がやって来た。ネレディアはまだ寝ているのだろうか?
ネレディアが居ない中、朝食の時間が始まった。
といっても、だ。食糧節約の為、今日の朝は水だけという、なんとも寂しい朝食。これでは、ただ打ち合わせするだけの時間だ。もっと持ってくればよかったな。だってほら、かの青年が震えていらっしゃるのだ。暴力、振るわれないか心配だ。まぁ、彼が暴力を振るえば、スタンモードにした銃で無力化すればいいか。
改めてだが、レーションもっと持ってくればよかったな。
例えば水を混ぜれば膨張して直ぐ出来る、外見メロンパンのインスタント・パンこと【ポーション・パン】。【ポーション・パン】を
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