暁 〜小説投稿サイト〜
現実世界は理不尽に満ちている!
第10話前半「銀河地図、ゲットだぜ」
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球の姿があった。

 「はぁ〜」

 故郷を注視しながら溜め息を吐くギルド長。
 地球が恋しい。地球が侵略でもされたらどうしよう。

 「とりあえず、一種の望みだ。この銀河系が天の川銀河であると祈る他ない」

 この銀河が天の川銀河である保証なんぞ、無いようなものだ。
 だが、それがどうした?

 隅々まで徹底的に、探し出せばいい。
 愛する地球を見つけ出す為に。

 その為には、戦力が必要不可欠であるのは考えるまでもない。

 ギルド長は写真をデスクに置き、勢力図・戦力情報・造船情報・etc…をホロマップの隣に置いてあるタブレット端末を手に取り、閲覧する。

 「サニー星系を含む二つだけの勢力から、おさらばしたギルドか。やったぜベイビー。…なんだよ、やったぜベイビーって……はぁ」

 ギルド長勢力となった所には、証として緑の色が表示されている。
 銀河の一角を手中に収めるのも時間の問題だろう、素晴らしい。

 逆に緑の色が表示されていない証として、赤の色が表示されており、その内にはクロインの領域も含まれている。
 どうやらクロインは、頂点に君臨しているようだ。
 多数の文明を従え、それらの勢力は共通してクロインの戦闘艦を保有しているよう。

 本当、なんで翻訳・解析出来ているのか、いつも不思議でしょうがない。
 私としてはありがたいが。
 
 保有する艦艇数が千の桁を突破し、一万の桁となった。

 各惑星軌道上にある造船所や造船ドックにて、スピードを一切緩めることなく、造船が続けられている。
 勢力図となり次第、造船所や造船ドックが建設され、建設された後は造船が開始される。

 巡洋艦が就役し、巡洋戦艦や航空母艦、支援艦までも生産体制に入っている。

 私、嬉しいわ。やっと巡洋艦以上の艦艇をゲットしたんだもの!
 …女性らしい口調って、随分と久しぶりだな、私はリアルでも女性だが。

 閑話休題(*それはさておき)
 
 更に、だ。

 クロインが使用していた戦闘艦。
 解析の最中ではあるが、解析が完了すれば、技術的にも軍事的にも大きな発展がもたらされることだろう。

 光学兵装に防御兵装シールド。
 既存の艦艇を改装し装備すれば、今まで以上に活躍すること間違いなし。

 「恒星バースト対策された、【TE】シリーズの旧式を改装するのもありだな。【TE】シリーズの旧式、見た目が好きなんだよなぁ、旧帝国主力って感じがする」
 
 旧式であれど、性能が性能で人気であり、初心者から上級者まで使用していたほどだ。
 TEシリーズは、恒星バーストが活発な領域でも問題なく航行可能な装甲がある。
 そんな旧式にも同じく改装し装備すれば…。

 「宇宙人共との艦隊
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