第9話「隣星系に攻め込む作戦完了後」
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るのか、分からない。
だけど私は、心の何処かでは、助かった自分に安堵していた。
だって、だって…!
……怖かった、怖かったんだ!!
次々と制圧されて、次は司令部に来るのは時間の問題。
だから私は、隠れた。
部下・同僚・上司を犠牲にして。
「…そんな私は今、拘束されている」
何故かは分からない。
だけど、…電撃を浴びせられたのは覚えている。
尋問、だろう。
暗いから分からない。
けど五体満足であった私の身体は、今では痛く感じる。
私が吐く息は荒い。
時折、彼女の顔をよく思い出すのは何故だろうか。
時折、両親の顔を思い出すのは何故だろうか。
彼女も両親も、私に向けて怒っている表情となっているのは何故だろうか。
*真っ暗だった部屋に照明が点いた。
*照明は点いたが、真っ暗から暗いに変わる程度の照明だ。
*部屋に数体?数人?が入室し、赤い双眸を向けられているのを彼は気づく。
あぁ、そうか。
これは罰なんだ。己の役目を果たさなかった私への、…”俺”への罰なんだ。
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