第三話
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。それなのにクルトは腹を抱えて笑い続ける。
「魔法使いねぇ……ぜんぜん違うよ。君と同じさ?」
「えっ……」
何を言っているのかわけがわからなかった。自分と同じだなんて魔法を使っている人が言うようなことではないはずだ。俊司の特徴と言えば、なんの能力も持っていなくどこにでもいるようなただの外来人という点しか見受けられない。それのどこが同じだと言うのだろうか。
だがこの時まだ俊司はここに連れてこられたもう一つの理由を知るよしもなかった。ただの魔法使い相手に外来人を連れてきた時点で負けることなんてわかりきっていると言うのに、それを紫が気付かないわけがない。真の理由と言うのは、俊司が外来人だったことなのだ。
そしてなにもわからない少年に、聞きたくもなかった事実が伝えられるのであった。
「言葉通りだよ……私たち革命軍は全員外来人さ」
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