第二話
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思い思いの能力を込めて、発動と同時にその効果を得たり攻撃したりすることができる。よくこれを使用した戦いもされているくらいで、強い人物は何十枚ともっているらしい。
俊司は軽く返事を返し、もらったものを取り出しやすい位置のポケットに入れた。
「じゃあいまからあの場所に……!?」
移動しようとスキマを作ろうとした紫は、背後から何者かからの視線を感じ取った。感覚からして仲間のものではない。そう感じた紫は警戒しながら辺りをゆっくりと見渡し、視線を送る人物を探し始めた。
「どうしたんですか……?」
何が起こっているのかわからず不思議そうにする俊司をしり目に、紫は無言のまま警戒を続ける。
「誰!……はやく出てきなさい」
試しにそう言ってみると、いきなり前方にあった茂みが音をたてはじめた。さすがにこれに気付いた俊司も、音のなる方向を凝視している。
「……さすが、幻想郷の住民では1・2を争う実力者ですね?ばれてないと思っていたんですが……」
相手は姿を現す前にそう言うと、ゆっくりと茂みの中から姿を現す。そこにいたのは、外の世界にある軍服をきた一人の男性だった。
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