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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
黄昏の海
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ここなら……

 福音の右腕が箒さんの首を掴むのを確認した。今福音に映っているのは『紅椿』のみ!


ゴボッ……!


 今までで一番大きな気泡が浮かび上がると同時に、私は動いた。

―ステルスモード解除、スーパーキャビテーションシステム稼動時間を0,5秒に設定―

 同時にIS全体から空気が発生し、気泡が全体を覆う。
 水の抵抗をなくすために体を回転させながら、背中の換装したハイドロジェット推進器を吹かしさらに。
次の瞬間には体が急速に浮上していくのを感じる。そして私は……


ドバァ!


 激しい飛沫と共に海から飛び出した!
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