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サンダーボーイズ
第四章
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「だからね」
「言わなかったらいいわね」
「言うことでもないしね」
「そうそう、誰が妖怪なんてね」
「むしろ妖怪も一緒にいてこそね」
「世の中楽しいわよね」
「そうした存在もいてこそ」 
 妖怪達もというのだ。
「そうであってこそね」
「人や生きものだけじゃなくて」
「尚更ね」
「楽しいし賑やかだから」
「だからね」
「いていいし」
「バンドやっていてもね」 
 人間という触れ込みでというのだ。
「そうしてもね」
「いいわね」
「そう、そして」
 そのうえでというのだ。
「私達はまたね」
「ライブ観ればいいわね」
「いいライブなら」
 それならというのだ。
「本当にね」
「誰だってね」
「楽しめばいいのよ」
 こう言うのだった。
「本当にね」
「そういうことよね」
「だからね」
 麻衣に微笑んで話した。
「またね」
「ライブ一緒に行きましょう」
「どんどん人気が出て来ていて」
 彼等、サンダーボーイズはというのだ。
「全国で活動もはじめるらしいけれど」
「あくまで拠点は大阪ね」
「八条芸能本社大阪にあるから」
 だからだというのだ。
「それでね」
「大阪での活動が中心ね」
「これからもそうらしいわ、大阪に拠点を置いて」
 そうしてというのだ。
「関西を中心にね」
「活動していくのね」
「そうみたいよ」
 こう麻衣に話した。
「だから大阪にいる私達にもね」
「都合がいいわね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「これからは推しとして」
「ライブに行って」
「そうしてCDやグッズも買って」
 そうもしてというのだ。
「それでね」
「応援していけばいいわね」
「そうしない?」
「いいわね」
 これが麻衣の返事だった。
「それじゃあね」
「これからはね」
「そうしていって」
 それでというのだ。
「応援すればいいわね」
「これからはね、しかしね」
「しかし?」
「ひょっとしたら」 
 ここで怜奈はこんなことも言った。
「こうしたこと多いかしら」
「妖怪が芸能界にいるとか」
「芸能界だけじゃなくてね」 
 この世界だけに留まらずというのだ。
「結構あちことにね」
「妖怪がいて」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「人間として暮らしているのかしら」
「有り得るわね」
 麻衣は怜奈が言ったことを否定せずに答えた。
「黙ってたらわからないことだってね」
「あるでしょ」
「ええ、人間そっくりの妖怪なんてね」 
「サンダーボーイズだってそうだしね」
「だからね」
 それでというのだ。
「ろくろ首とかもね」
「首伸びないとわからないわね」
「というか首が伸びるだけで」 
 ろくろ首はという
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