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スーパーヒーロー戦記
第12話 見えない侵略者
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の一連の事件の犯人が宇宙人である事。
もう一つはその事件の目的が地球人の調査であるとの事だったのだ。
つまり、まだ捕まった人達は生きていると言う事が分かれた。
それだけでも嬉しい事だ。

「それにしても、そんな事を知ってるあんたは一体何者なんだ?」
「ご覧の通り只の風来坊ですよ」
「名前は何て言うんだよ?」
「名前? そうですねぇ……モロボシ・ダンとでも名乗っておきましょう」

青年こと、ダンが名前を言う。
そんな時、突如上空から白熱の光弾が今度はこちらに向けて放たれてきた。

「危ない! すぐ岩陰に隠れろ!」

青年の声を聞き一斉に岩陰に隠れる。
だが、光弾が地面に当たった際の爆発に巻き込まれたのか、フルハシは肩を、ソガは膝を負傷してしまった。

「ぐあっ!」
「づっ!」
「フルハシさん! ソガさん!」

負傷した二人の名をなのはは叫んだ。
その間も上空からの攻撃は続いている。

「レイジングハート!」
【プロテクション!】

なのはは直ちにデバイスを起動し、皆を覆い隠す位の大きさの結界を張り巡らした。
これで光弾が当たる心配はない。

「凄い、流石は対異星人のエキスパートだなぁ」

ソガもフルハシもなのはのそれには驚かされた。
その結界を張ったままゆっくりとポインターへと向う。
その間にも光弾は止む事がなかった。
幸いレイジングハートの張ったプロテクションのお陰でどうにか無事にポインターまで辿り着く事が出来た。

「早く、中に乗ってください!」
「すまない。おい、お前! 運転出来るか?」
「出来ます」
「だったら頼む! 俺が道案内するから本部まで行ってくれ」

フルハシが助手席に座り、ソガと甲児が後部座席に座る。
そしてダンが運転席に座り、なのはも結界を解いて中に乗り込もうとした。
だが、其処へなのは目掛けて白熱の光弾が迫ってきていた。

「なのは、危ない!」
「え?」

咄嗟にユーノがなのはを突き飛ばす。
その際にユーノの体に白熱の光弾が命中し、一瞬スパークしたかと思うとユーノの姿が忽然と消えてしまったのだ。

「ユーノ君! そんな……」
「早く乗れなのは! お前も消されちまうぞ」

甲児の叫びを聞き、なのはは急ぎポインターに乗り込んだ。
その後、バリアを張り本部へと道を急いだ。

「こちらソガ、本部、応答願います!」
『こちらキリヤマだ。どうした?』
「敵の攻撃を受けてフルハシ、ソガ負傷。ユーノが敵に捕まってしまいました」
『何! 大丈夫なのか? すぐに迎えに行く、其処を動くな!』
「とんでもない! 上にはまだ敵が居るんです。幸い運転出来ますから5分で戻ります!」

通信を入れてからおよそ5分後、ウルトラ警備隊本部に一同を
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