第12話 見えない侵略者
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? もしくはパンクかぁ?」
後ろに居た甲児となのはがポインターから降りてタイヤを確認する。
しかしタイヤは別にパンクなどしていなかった。
正常のままだ。
特に問題はなさそうだな。
そう思いボンネットを見ると、其処には先ほどの青年が座っていたのだ。
「お前! 何時の間に其処に乗ったんだよ」
「ハハハ!」
甲児が叫ぶがそれに対して青年は不適に笑うだけだ。
遂にはソガとフルハシも出て来る。
「この野郎! 俺達の邪魔すると承知しないぞ!」
「邪魔だなんてとんでもない」
ソガの言い分を否定して青年はボンネットから飛び降りてソガ達を見る。
「寧ろ貴方達の命を助けてあげたんですよ。ソガ隊員にフルハシ隊員」
「な、何で僕達の名前を?」
「それだけじゃない。貴方が兜甲児でマジンガーZのパイロットだって事も知ってますよ」
「え? マジでぇ!」
「そして、君が高町なのはちゃん。時空管理局にスカウトされた新人魔導師って事も知ってるし、その肩に乗ってるフェレットがユーノ・スクライア君だって事も知ってるよ」
「凄い、どうして私たちの事を知ってるんですか?」
皆は驚いた。
初めて会ったと言うのにその青年は自分達の事を知っていると言うのだ。
少し気味悪くなった。
「そんな事よりもお前、俺達の命を救ったってどう言う事だよ?」
「此処から先へ行ってはいけない。命が惜しかったらこの先へ進んじゃいけない」
「おいおい、何言ってるんだよ。笑わせるなよ」
「甲児の言う通りだ。そんなのが怖くてウルトラ警備隊が勤まる訳ないだろう?」
フルハシとソガが揃って笑っていた。
隣では甲児も一緒に笑っている。
だが、なのはは何故か笑えなかった。
何故かこの青年は不思議な人に思えるのだ。
強ちこの青年の言っている事が嘘とは思えない。
そうなのはは思えたのだ。
そんな時、ポインターの横を一台のパトカーが通りかかった。
「ご苦労様です。これからこの先の巡回をしますので」
「待つんだ! 此処から先へ行ってはいけない!」
「何言ってるんだ君は? 捜査の邪魔をすると公務執行妨害で逮捕する事になるよ」
警官も青年の言葉に耳を貸さずそのまま通り過ぎてしまった。
その時、何もない上空から白熱の光弾が放たれた。
それはパトカーに命中し、その瞬間パトカーが姿を消してしまったのだ。
それを見た一同がギョッとする。
「だから言ったのに」
「一体、今のは何だ?」
「貴方達が相手にしているのは、恐ろしい宇宙人なんです。奴等は来るべき地球侵略の為の前準備として多くの人間を捉えて研究をしていたんです」
「研究だって!」
青年から聞かされたのは驚きであった。
しかし、それで二つの謎がハッキリした。
一つは今回
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