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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第99話:シュミット3佐と高町1尉の一日
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な表情で言うなのはに、俺は首を横に振る。

「今、この場でその話をするのは気が進まないな」

「どうして?」

「俺に話すより前に相談すべき相手がいるだろ」

「フェイトちゃんやヴィータちゃんとは、もう相談したよ」

「それで?」

「いくつか案は出たけど、結論は出せなかったの」

「なら、その案をもとに明日、改めてはやてやシグナムも交えて
 相談すればいい。何も今、焦って話をする必要はないんじゃないか?」

俺が話し終えると、なのはは眉間にしわを寄せて俺を睨んできた。

「・・・最初に話を振ってきたのはゲオルグくんだよ」

「そうだな。でも、家にいるときくらいは仕事の話は無しにしよう」

「でも・・・」

「仕事熱心なのはいいことだし、俺もそんななのはに助けられてる。
 でも、そんなにずっと気を張ってたら疲れないか?
 ただでさえ、仕事とヴィヴィオの面倒を見るので大変なのに」

「ゲオルグくん・・・」

なのははふっと表情を緩めると、隣に座る俺の肩にその頭を預けてきた。

「心配させちゃってごめんね。あと、ありがと」

俺はなのはの肩を抱く。

「夫が妻を思いやるのは当然だろ」

「そうだね・・・」

なのはは小さくそう言うと、黙って俺に体を預ける。
俺も言葉を発することなく、なのはの頭をゆっくりとなで続ける。
数分間2人でそうしていると、なのはが顔をあげて俺から身体を離す。
どうするつもりなのか見ていると、なのははソファに座る俺の膝の上に
またがるようにして腰をおろし、その双眸で俺の顔を覗き込む。
その姿勢でしばらく見つめあっていると、なのはが俺の方に顔を寄せてくる。
俺はなのはの頭に手をまわし、目を閉じた。
すぐ後に唇に柔らかくて暖かいものが押しあてられ、
俺の口の中になのはの舌が侵攻してくる。
俺が迎撃すると、なのはは一瞬ひるんだようだったが、
すぐに態勢を立て直すと、進撃を再開する。
そのまま、数分間の激しい攻防を繰り広げると、なのははスッと退却した。
目を開けると、なのはが頬を上気させて、荒い息をつき、俺を見つめていた。

「ねぇ、ゲオルグくん」

「なんだ?」

「わたし、いい奥さんになれるかな?」

「俺にとっては、世界で一番の奥さんになると信じてるよ」

俺の言葉になのははフッと笑う。

「ありがと」

俺はなのはのパジャマのボタンに手をかけた。

「ゲオルグくんって、ほんとにえっちだね」

「誘ってきたのはお前だろ」

「それはごもっとも」

短い会話を交わしている間に、なのはの白い肢体があらわになる。

「ベッドでしよ・・・」

「はいはい、了解しました」

俺はなのはを抱えあ
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