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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第99話:シュミット3佐と高町1尉の一日
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っこりと笑った。
しばらくして、はやてがあいているところに座る。

「いや〜。呼び出しといて待たせてもうてごめんな。
 で、急きょ3人に集まってもろたんは、フォワードの子らについてやねん。
 知っての通り、年が明けると高ランク魔導師認定試験があるやん」
 
はやての言葉に俺たち3人は頷く。
それを受けてはやては話を続ける。

「で、私としてはあの子らに高ランク試験を受けさせたいと思うんよ」

はやての言葉を受けて、俺たち3人は一様に考え込んだ。
しばらく全員が黙りこんでいたが、フェイトが沈黙を破った。

「私はAランク試験を受けさせたほうがいいんじゃないかと思うよ。
 いきなり高ランク認定試験はちょっとね・・・」
 
フェイトの言葉を受けて俺はさらに考え込む。
確かにフェイトの言うとおりAAランク以上の認定試験である高ランク試験を
いきなり受けるよりも、まずはAランク試験を受験して、
ステップアップするのが常道ではある。

「私は、いきなり高ランク認定試験でもいいと思うけどな」

なのはがそう言うと全員の視線がなのはに集中する。

「なのは。理由を聞いてもいいか?」

俺が尋ねると、なのはは小さく頷いて話を続ける。

「理由ってほどのものではないんだけど、あの子たちの力量を考えると
 Aランク試験は物足りないと思うんだよね」
 
「なるほどな・・・」

「ちなみにフェイトちゃんがAランクを勧める理由はどうなん?」

はやてがフェイトに向かって尋ねる。

「やっぱりステップを踏んでいくのがいいんじゃないかなって思うんだけど、
 変かな?」

そう言ってフェイトは俺に目を向ける。

「俺かよ・・・。まあ、フェイトの言うことにも一理あるんじゃないか?
 高ランク認定試験はAランク以下の試験と性格が違うしな」
 
高ランク認定試験は、一定の課題をクリアするAランク以下の試験と異なり、
受験者同士の模擬戦と魔力量などの測定結果からAAからSSSまでのランクを
認定する試験である。
俺の感覚では、Aランクを取得した魔導師が高ランク試験を受けるというのが
あるべき流れであると感じていた。

「そうやな・・・。フェイトちゃんとゲオルグくんの言うことも
 もっともやね・・・。なのはちゃんはどうや?」

「ゲオルグくんがわたしよりフェイトちゃんを選んだことがショックなの」

よよよ・・・。という擬音をつけたくなるような様子で、
そう言ったなのはを見て俺は思わずため息をつく。

「もうそれはいいから、真面目な意見を言えよ」

そう言うとなのはは、不満げに口をとがらせる。

「フェイトちゃん、はやてちゃん。ゲオルグくんが冷たいよ・・・」

「あかん
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