第二章
[8]前話
「生きるぞ」
「何年もか」
「そうだよ」
「そうか、じゃあな」
それならとだ、洋介は言った。
「絶対にな」
「長生きして欲しいな」
「ああ」
まさにというのだった。
「本当にな」
「俺も同じだよ」
父は息子に微笑んで答えた。
「そして母さんもな」
「ふわりに長生きして欲しいと思ってるな」
「家族だからな、だからな」
そう思うからだというのだ。
「トイプードルが長生き出来る酒類でな」
「よかったよな」
「ああ、だからな」
「ふわりが長生き出来る様にか」
「これからもな」
「俺達はふわりの健康に気を付けていくか」
「幾らいつも元気でもな」
それでもというのだ。
「体調だって崩す時があるだろ」
「しんどかったりしてな」
「そうしたことに気を付けてな」
そうしてというのだ。
「大事にしていってな」
「長生きしてもらうか」
「だから今から病院に行くぞ」
「犬の定期健診だな」
「ああ、行くぞ」
「ふわりは病院嫌いでもな」
それでもというのだ。
「行くか」
「今からな、じゃあふわりいいな」
「クゥン・・・・・・」
病院が嫌いなふわりは残念そうに鳴いて応えた、だがそんな彼女を抱いてケースに入れてそうしてだった。
一家で病院に連れて行った、そうして診察を受けさせた。その結果は健康そのものというものだった。
トイプードルは長生きする 完
2024・7・23
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