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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第27話『ブレイクダウン』
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KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身!」
雅はディロードに変身し、悩むオルタディロードに近づこうとするが、何者かの攻撃を背中に受ける。
「おいおい、余計なことをしないでくれよ。」
「そうそう、私達の雅くんを誑かさないでもらえないかしら?」
ディロードが振り向くと、ガッツスパークレンスを構えた男性と、移動用マシンに乗るクアットロがいた。
「誑かしているのはお前達の方だ。心の傷ついた子供に甘言を囁き、テロ行為の尖兵にしているだけじゃないか!」
ディロードはロードスラスターを構える。
「クアットロ、オルタディロードを連れて撤退しろ。ディロードは俺が引き受ける。」
“ブートアップ!トレラシウム! ウルトラマントレギア!”
男性はトレギア(GS)に変身し、ディロードに掴みかかる。
その頃、次元保護国の各地でガジェットドローンを従えた戦闘機人、ネクストライアル、レリックウェポンが行動を起こしていた。
「人ならざる者よ、ここで消えるがよい。」
翔一と渡の前にネクストライアルAが現れ、戦斧を向ける。
「渡君、行こう!変身!」
「行くよ、キバット!タツロット!変身!」
翔一はアギトシャイニングフォームに、渡はキバエンペラーフォームへ変身し、ネクストライアルAに立ち向かう。
「ここが、機動六課とかいう組織の基地か。ゴーカイチェンジ!」
“ダ〜クバスター!”
ゴーカイワルドは特命戦隊ゴーバスターズと激闘を繰り広げたヴァグラスの幹部、エンターが変身した悪の戦士、ダークバスターへゴーカイチェンジし、ブルーバスターの超怪力を発揮して機動六課の本部を襲撃。それによってできた亀裂からガジェットドローンを侵入させる。
「あれは!?」
六課本部の異常を察知したなのはは、迫りくるガジェットドローンをアクセルシューターで粉砕し、六課本部へ全速力で向かう。
「ヴィヴィオ、無事でいて…」
なのはは、初めてできた護りたい者に思いを馳せていた。
「フェイトお嬢様、私達と共にドクターの元へ帰りましょう。」
各地に現れたガジェットドローンの撃破に勤しんでいたフェイトの前にトーレ、そして戦闘機人ナンバー7のセッテが現れる。
「貴方達を操っている広域次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティには逮捕状が出ている。抵抗をしなければ、悪いようにする気はない。」
フェイトはトーレにバルディッシュを向ける。
「お嬢様、そのような悲しい言い方はやめてください。ドクターはあなたにとっては…」
トーレは悲しげな表情で話しかける。しかし、
「黙れ!」
フェイトは戦闘態勢に入り、トーレ達も応戦の構えを取る。
“チンク、ドクターからの追加の注文は大丈夫ですか?”
議事堂内の制圧を任されていたチンクにウーノからの連絡が入る。
「こちらは問題ない。内容は?」
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