暁 〜小説投稿サイト〜
武士
第二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
は実際に軍隊に入る為に頑張った。その結果小学校を卒業してから暫くは町に出て工場で働いていた。その間も勉学は怠らない。
 そして十八になった時に務めている工場の工場長にこう言った。
「わし、陸軍の教導団受けます」
「何っ、陸軍に入るのかい!?」
「はい、そのつもりです」
 こう言ったのである。
「そのつもりです」
「そりゃまた凄いことを言うな」
 工場長も愕いた顔で返す。
「兵隊さんになるか」
「それで合格した場合は」
「ああ、いいよ」
 快諾だった。それは顔にも出ていた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ