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続・輪廻
第六章
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「その四面楚歌っていう言葉は」
「項羽は楚の生まれ、四方からその歌が聴こえてきたということは」
 つまりそれはだった。
「楚の国の人間まで漢についてしまった、それで項羽は天下を諦めてやがて自殺したんだ」
「それで虞美人も」
「その時に自殺したよ」
 その後項羽も自ら命を絶った。ここに至るまでが史記の一番の名場面と言われている。

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