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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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たのだ。そして、式が終わったみたいで、ぞろぞろと出てきた時、新入生達はサークルの連中に呼び止められていた。女の子に人気があるのはダンス部で何人かが足を止めていたが、運動部は人気が無いみたいで、ラグビー部の小野寺瞳さんもしきりと声を掛けているんだけど興味を示す人は居ないみたいだった。私達のほうは、列を作って無料のたこ焼き、蜂蜜レモン水を何人かが受取っていたのだ。

「うわぁー 君 可愛いね このクラブ? 何年生?」

「はぁ 2年です」

「だよねー でも 可愛いから 俺 ここに入る」と、調子良さそうな男子2人組。

「ちょっとーぉ 君達 そんな不純な動機やったら 期待外れになるでー」と、真菜ちゃんが横から言っていた。結局 新入部員は男の子が1人、女の子が2人入っていた。伊織利のラグビー部は4人入ったらしいけど、それでも2人足らないのだ。

 数日後、新入生の女の子2人をしのぶ先輩が自分部屋でお好み焼きを振舞うからと呼んでいて、私と真菜も呼ばれていた。二人とも、隣の市からの自宅通学で同じ高校で同級生だったと言っていた。

「真織先輩 すごいですよねー 美人で明るくみんなに接していて・・・私達 それを見て 入部 決めたんですよー」

「そう? ありがとう でも 私も 最初は、こんなじゃぁなかったはず でも しのぶ先輩とか 上級生に鍛えられてネ 屋台は 味は2番目だ 一番目は客寄せの愛嬌だぞってネ でもね やっていて お客様が喜んでいる姿見ていると 嬉しくなっちゃうのよ」

「へぇー 真織先輩を 見習います 少しは美人に近づけるかもー」

 私は、バタバタと1年が過ぎ去って、先輩と言われるようになっているんだと感じていた。イオとの間も2年目に突入していくのだ。
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