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「空娘」空を守るもの
第13話 雨と空 【提督視点】
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今日も朝の鳥のさえずり通りにおき…
たくない…昨日呑みすぎたせいだ〜
でも起きるしかなーい〜任務やるしかないか…
ベッドから起き、歯磨きをする。
そして食堂に向かう。
「んなぁ…お腹すいた」
「おはようございます。提督」
「ああ、おはよう。F22は今来たところか?」
「はい。そうですが…」
「話でもしながら食べないか?」
「ああ、いいですよ?」
「昨日の作戦、お疲れ様だったな。」
「いえいえ、全然疲れてないので…」
「いやいや、F15のことも、F22がやってくれたさ、体は
疲れてるはずだから、しっかり休むんだよ。」
「それもそうですね…」
鎮守府内に雨音が響き渡る…水音がなんだか
音楽を奏でるように
「雨だな…」
「ですねぇ…」
「今年の梅雨入りは遅いねぇ…」
「そうですね…私はこの季節好きじゃないんですよね」
「なんでだ?俺は好きだぞ。」
「塗装剥がれたり、湿気暑かったりするからですかね…」
「たしかにな。」
「提督」
「なんだ?」
「昨日の話なんですが…」
「おう」
「ミサイルが対空兵器として敵に開発されたかも知れません」
「なんだと!?それは不味くないか?」
「はい。追尾性能も良いみたいで。この時代のサイドワインダーに追いつくレベルですね。」
「うーん…それは考える必要があるな…」
-------------------時は変わりお昼時--------------
「今日の任務は終わったし、一休みと行こうかな。」
「お疲れだったな。」
「お、スホーイ27じゃないか。」
「ああ、そうだ。」
「雨、止んだな。」
「そうだな。」
「俺は防波堤に行こうかと思うが、来るか?」
「いや、いい」
「分かった。」
1歩1歩また1歩。
ゆっくりと歩いていく。
とても何か懐かしい。
懐かしい匂いがする気がする
この景色も。
「司令官…こんにちは」
「ああ、こんにちは、F15。
傷は癒えたか?」
「はい…多少。」
「良かった。」
「…司令官」
「?」
「F22を見ましたか?」
「ん…見てないが…」
「そうですか…分かりました。」


「海が綺麗だなぁ…」
そんな独り言を呟く。いつまで経ってもこの海は綺麗だ。
「あのー?」
「っはい?」
「青葉新聞社取材者の青葉と申します。
珍しい鎮守府があると聞いて来ました」
「新聞社のものですか。なんでしょう」
「まず、珍しい鎮守府とは、なんて言う鎮守府なんですが?」
「そうですね。ここの鎮守府では艦娘ではないですね。」
「と言うと?」
「機密情報なのであまり言えないんですよね。まあ空に関することですね。」
「じゃあ次。彼ら(艦娘)についてどう思いますか?」
「うーん…家族みたいなものですかね。」
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