暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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たけど、私の部屋に来て

「マオ 久し振りねぇ どう? 彼とはうまく行ってる? 毎日いちゃいちゃと愛し合ってるんでシヨ?」

「そんなー いつも会って居るわけじゃぁないからー」

「そーなん? せっかく 二人とも親元離れているのにー でも もう 確かめ合ったんでしょ?」

「あのね マオは姉ちゃんみたいに・・・そんなの 思えないの! もぉー 早く お風呂は行っといでよ!」

「へっ あんまり もったいぶってると誰かに取られちゃうからね」と、コロンの匂いを残して出て行った。お化粧も前より濃くなったみたい。姉ちゃんはそんなに基も悪くないのだから、もっと、薄いほうが印象良いのになぁーというのが、私の感想だった。

 だけど、最後に姉ちゃんが言っていた言葉 確かに あんまりもったいぶってると・・・かぁー と、考えさせられていたのだ。それに、私と伊織利さんはやっぱり結ばれるように導かれたんだから・・・

 伊織利さんは、あの後、どういう風に思っているんだろう 伊織利さんは あの伊良夫さんの末裔だってことはかなりの確率なのだ。そして、私は 糸姫様の血を引いていることも・・・だから 私達 繋がっているんだと 私は思い込むようになっていた。それと、夜叉が池で伊織利さんは私に隠れるように大根を供えていたのだ。あれは、何だったんだろう・・・まだ 彼は私に言ってないことがあるんじゃーぁないだろうか という疑惑も沸いていた。
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