暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
第8章
8-1-1
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記してあった。墨が薄かったが何とか読めたのだ。
「どうも それから数えるとワシは5代目ということになるんじゃがー そのイブキという人が何処の出身でとかは書かれていないんじゃー おそらく、此処の生まれだと思うんじゃがー だけんどーぉ 代々 先祖の墓とは別に 湖のほとりに細長い墓石が二つと丸ぁるい石と三つ並んであるのだけんどぉーおぅ どういう訳がぁーあ そこには 盆暮れには 梅干しと大根を添えると言う仕来りが縦帯の家にはあるんじゃー たぶん 祀らにゃー あかん人のものじゃってーえぇー」
「ここに書かれている 元締衆ってのは?」
「あー 多分 ここいらの有力農家かのーぅ 何人かで此処の梅を栽培し始めたらしいからー そうだ 陣屋さんとこ この坂を下って、右に行って次の坂を上がったとこの立派な家じゃ そこは古くから梅をやっているから なんかわかるかもなー」
「ねぇ イオ 叔父様が伊二朗でしょ? それで、伊織利 ここに出て来る人もイブキって なんか繋がりあるの?」
「あぁ どういう訳か 縦帯の男子はみんな 最初に伊を使った名前なんだよ おじいさんも 伊之平だった」
「へぇー いらぶさんも 伊だよ と 思う」
「・・・マオ まだ 確かなことはわからないよ その陣屋さんのとこに行って見よう だけど 思い込みはダメだよ 確実なとこを確かめるんだからな!」
だけど、伊二朗おじさんは 伊吹起⇒???⇒縦帯伊之助⇒縦帯伊之平⇒縦帯伊一朗・伊二朗 が縦帯家代々の名前だと教えてくれた。私は、伊織利さんから思い込むなと釘を刺されていたけど、その時 伊吹起のお父さんが伊良夫さんじゃぁないかと確信していたのだ。
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