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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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 5日の日には、自分の寮の部屋に引き上げてきていた。それ以上 一緒に過ごしていると、最後の一線を越えないという自信も無かったし、月のものも近いから・・・。次の日から授業も始まるのだ。

 真菜も帰省先の鳥取から帰ってきていて

「蟹の脚だけなんだけど 実家から持ってきたの 香苗も呼んで 皆で食べよー カニ寿司と何本かはボイルで」

「おいしそー いいねぇー」 

 私達にはボイルした蟹脚から身をほぐしださせておいて、真菜はその間に卵そぼろとかカイワレを手際よく準備していた。そして、ほぐした蟹肉に薄くすし酢をまぶしておいて、炊きあがったご飯もバットに移して、すし酢を混ぜ合わせ、30分程落ち着かせるのよって言っていた。

 その間に、私達は残りのボイル蟹をほおばっていたのだ。

「おいしいぃー ねぇ 真菜は鳥取のどこ?」

「浜坂ってとこ 鳥取市より電車で少し東に行くの 温泉があってね すたれてきているけどね ウチもおばあちゃんが小さな旅館をやっていたんだけど、廃業しちゃった ウチのほうはさー 各家庭のお風呂でも温泉のとこが多いんだよー」

「へぇー ぜいたく・・・ だから 真菜はお肌がきれいなんだー」

「そーかなー そんなこと言われたのって初めて カニの殻でお肌 磨くからかなー」

「えぇー そんなのー 痛くて傷だらけになるヤン」

「ふふっ ウソよっ そんな訳ないやん さぁ もう お寿司食べよーかー」

 こっちも美味しくてー みんなで感動していたのだ。すると、真菜が

「みんなに報告があります。私 3年の山野川秀市(やまのがわしゅういち)さんとお付き合いすることになりました。教育学部のー」

「えぇー 誰? それ 知らないー いきなりやんかー」

「うん 帰省する時にね 偶然 一緒になったの 新幹線から乗り換えの姫路駅で 彼ね 実家が鳥取市内なの」

「だってさー それでも いきなりやんかぁー」

「うーん でもね 学祭のときにね お客さんで来てくれて その時にね 話してて 同じ鳥取ってわかったの」

「あぁー わかった 真菜が楽しそうに話してた人かぁー」

「そう この前もね デートに誘われて そん時 付き合ってくれって言われてさー」

「ふ〜ん まぁ 良さげな人よね そうかぁー 学祭の時から狙われてたんかな」

「そーでも無いんだろうけど 鳥取まで一緒の電車でお話してて 楽しかったからね」

「で こっちに来るときも一緒だったの?」

「それはないよ 彼は昨日 帰って来てるはず・・・ ねぇ マオは彼とどうなの?」

「えっ まぁ うまくいってるよ」

「そう ずーうっと 一緒だったんでしょ」と 香苗が反応を確かめるように・・・

「そんなにー 
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