暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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 6時過ぎに起きて、顔を洗って、身づくろいをして、と 言っても 髪の毛をとかしてスキンクリームと少し色のついたリップクリームを塗るだけなのだ。彼が眼を覚ます前に着替えてから、おはようのキスをして彼を起こして

「おはよう そろそろ起きてよー お日様 出ちゃうよー」そして、二人とも自転車で向かうのだ。

「マオ そんなで 寒くないか?」

「ウン 平気」と、私は、グレーのサイドプリーツのミニにニーハイソックスでハーフブーツだった。だけど、今日は彼には言わなかったのだけでインパンじゃぁ無いのだ。

 下に自転車を置いて、100段近くの階段を登ったところに神社はある。案外、多くの人が初詣に来ていて、私達がお詣りを済ませて、階段の上にまで来た時に、日の出の光が刺してきていたが、その場所は奥まっていて、樹とかビルが邪魔していてお日様は見えなかったのだ。あんまり、初日の出を拝むには、良くないのだが、もっと奥の方に行くと公園内にタワーがあって、そこからなら良く見渡せるのだろうけど、元旦は申し込み抽選とかで、当然私達はそんなことをしていなかった。

 私達はそのまま帰って来て、お雑煮と厚焼き玉子、漬けおきのお肉を焼いて、元旦のお祝いをした。伊織利さんは缶ビールを開けていた。

「イオって お酒飲むんだ」

「ああ いつもは 飲む時間も無いからな」

「そう イオって お誕生日 いつ?」

「おい! まだ 二十歳になってないって思ってるのかー 9月7日 もう21だよ」

「そーなんか もう、大人なんだ」

「だよ もう21になるんだ マオは誕生日は?」

「3月3日」

「なんだよー ひな祭りじゃんか じゃぁ まだ 18か? へっ」

「なによー それっ ばかにしたようなー」

「そーいうんじゃないけどー でも もう 成人だもなぁー」

「なんだよー いきなり 成人になっちゃったー 今年 成人式かも どうでも いいけどね 行く気も無いから」

 二人で居るからと言って、何にもすることが無くて、ただ寄り添って音楽を聴いているだけだった。昼過ぎまでダラダラして、お腹がすいたからって、電熱器でお餅を焼いて、砂糖醤油につけて食べて、また、寄り添っているだけだった。私は、ミニスカートのまんまだったので、時々、彼は私の膝を撫でるようにしてくる。

「なぁ そんな おっさんみたいに・・・いゃーらしい感じがする」

「だってよー 見てると可愛いし・・・暇だし 嫌? か?」

「そんなんちゃうけどなー 変な感じ なぁ そんなことしててムラムラしてきぃーひんのぉー?」

「まぁ こーやって 我慢している」

 晩ご飯はオムライスとサラダを作ったのだけど、伊織利さんはケチャップをあんまり好きじゃぁ無いみたい。「
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