暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人)改 再構築
1部 魔窟海鳴市
1章 始まりは突然に
最終戦
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たよね。スタイルが良い裸体なんて……
彼女がそう言うと、イレインは片手にバチバチとスパークを散らす。
鞭の様なモノを構えながらコンテナから這い出てきた。
もうSFではなくホラーだよこれじゃ。

「気をつけてッ!!ああなったイレインは更に強くなってるわッ!!恭也ッ!!」

「分かってるッ!!君ッ!!俺がイレインの相手を……」

「本当は変わって欲しいんですけれど……、向こうが許してくれそうも無いので、
変わる隙をついて攻撃されそう」

 実際に後大きな呪文を2.3使ったらもう限界まできそう。
体術を使っていたのもそれが理由なんだけど。
かといっても、変わってもらうのも難しい状況。
恭也さんがこちらに来たら向こうがお留守。
かといってこないならなぶり殺しって可能性が……。
やはり俺が対応しなければいけない。子供に本気になりすぎだよ。

「選ばせてやるか? 先ほどやられたおまえがそんな偉そうなこと言える立場なのかしら」

「――このあまぁああああああああああああああああああ!!!!!」

俺の挑発にイレインが激昂し、般若のような表情で俺に襲いかかった。
挑発に乗りやすいなぁ…
電気鞭をかわそうとした瞬間、
疲労からか足が沈みかけ、動けなくなった。

「ああっ!!」

綾が激しい電撃を受け、身体が焦げ臭い煙を立てる。

「なんじょ!!」

「あ、あやさん!?」

「きゃははは、まる焦げになった感想は?なんとかいってみろよ」

イレインが軽薄な言葉を投げかける中、ありさとすずかは黒焦げになった綾を見て泣きそうになっていた。

イレインが高笑いしながら、綾に殴りかかる。その瞬間、焦げた皮膚が剥がれ落ちる音がした。

「いたいなぁ」

 驚愕したイレインは後ずさりし、足をもつれさせて転びかけた。
普通の人間なら死んでいてもおかしくない状況だが、イレインもこの状況に困惑して座り込んでいる。俺はすぐに耐性(レジスト)の呪文を唱えていた。
服は焦げてしまった。これは、栞母さんが買ってくれたお気に入りの服だったのに。
よくもやってくれたな

「姿かたちが人間に出来ていても所詮はガラクタ。
よくもまぁここまで俺にしてくれたもんだ。てめぇはもう良い死ね!」

 俺の体は力が満ちていく感覚が広がった。

「ザーザード・ザーザード・スクローノ・ローノスーク」

 呪文の言葉が口から放たれ、魔力が宇宙を満たし、周囲の空気が揺れ動く。
イレインの表情は驚愕と恐れに満ち、その瞳が俺を見つめる。
まるで化け物でも見るかのように俺を恐れの表情で見ていた

「漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ…」

 俺の呪文は続き、その言葉は宇宙に響き渡る。魔法のエネルギーが周囲を満たし、
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