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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人)改 再構築
1部 魔窟海鳴市
1章 始まりは突然に
援軍遅すぎ・・・呪文は疲れる
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耳に響く。その一方で、綾の体からは大量の血が流れ出していた。
お腹を刺された傷口から、血がどぼどぼと勢いよく噴き出している。
痛みに耐えながらも、綾は息を切らせ、苦しげな表情を浮かべていた。
このままでは状況が悪化する前に治療を行わなければならない。
ぐっ…ぐぼっ…
熱を感じながらも綾はおなかの辺りを押さえ、苦痛に耐えていた。
片膝をつくと、お腹から光の線が突き刺さっているのを見つけた。
焼かれた自動人形の目から放たれた光線が、綾の体を貫いたのだ。
絶え間なく血が流れ落ちる光景は、まるで絶望の淵に立たされたような恐ろしいものだった。
綾は苦痛に耐えながらも、その痛みに負けずに立ち上がる。刀を杖代わりにして、
息を整えるよう努めているが、明らかにコンディションは最悪だ。このままでは治療が急務だ。
『
爆裂
(
ダムド
)
』
自動人形から放たれた破壊光線が爆発し、その衝撃で周囲に大きな炸裂音が轟いた。
この状況では、早く殲滅しなければ命の保証もなかった。
「ちょっと・・・南條、大丈夫なの?」
「あ・あやさん」
「俺は・・・大丈夫だ、助けが・・・来たな・・・」
「すずか!アリサちゃん!よく無事で…!」
感動の再会だねぇ…。
「君、大丈夫か?」
「大丈夫・・・。今治療を行っていますから。所でどちら様で?」
自動再生が行われるのは本当に嬉しいことだ。確か腕だったら1週間ぐらいで完治するってガラが言っていた記憶がある。でも腹は生えないから、うんたらこうたら言っていたよね。
腕も生えないとは思うんだが・・・
「俺は高町恭也。君が何者なのかは知らないが、二人を助けてくれたってのは分かった。
本当にありがとう。
後は俺に任せて少し休んでくれ」
「大丈夫だ。これ終わったらゆっくり休ませてもらう」
「その怪我で無理だろう、君とは色々話したい事があるんだが」
「でも後ですね、休みたくても休めそうになさそうですし」
そう言った瞬間、背中合わせになって別々の方向を向く。
そう丁度黒服の皆さんもご登場。俺の姿を見てなのかやる気満々のようだ。
「本来なら休んでもらいたいのだが、動けるのなら手もう少しだけ手伝ってくれ」
「了解」
でも相変わらず囲まれている状態。もう絶対ガードなんてしたくない。女子供を守りながら戦うってのは大変。
「永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術。通称御神流。その前に立ったおろかさをかみ締めろ」
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
速えぇ〜…。てか、強ぇぇ〜…。
拳銃を持った黒服数人を一瞬で倒した。
人間の規格じゃないよね。マジで人間かよあの動き方。
魔法じゃなく体術であの動きはかなり規格外だ
それに
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